今朝、静岡新聞で、常葉学園大学の土屋和男准教授の書かれた「ほっとな茶話」を
読んだ。
「人の生活と風土が、密接に関連して現れる景観を文化的景観という。
文化的景観は、世界遺産から発し、現在、全国で15ヶ所が重要文化的景観として
選定されている。その多くが棚田で、茶畑は今年初めて宇治が選ばれたばかりだ。
静岡の茶畑は、全国の棚田にも勝るとも劣らない、世界に誇れる文化的景観だと思
う。」と述べている。
浜松市天竜区龍山町の「瀬尻の段々茶園」が静岡県棚田等100選に選定されて
いる。写真は、今春、水窪町大野地区の茶畑を訪ねてしみじみと眺め入った景観だ。
北遠の急傾斜地の茶畑の中に点在する人家とそこに暮らす人たちの姿は、
人と自然が育み合う文化的景観だと思う。
新茶の季節の茶畑は躍動感と優しさに溢れている。
眺めていると全身で微笑みたくなる。
|