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2009年10月27日(火)
遠州横須賀街道ちっちゃな町の文化展
今年も「ちっちゃな町の文化展」に行ってきました。あいにくの雨でしたが、
駐車場も「ちっちゃな町」も大勢の人で、賑わっていました。年々盛況になっていきます。今年は「国民文化祭」参加行事の一つになっていたそうです。
今年、11回目になる文化展は、狭い横須賀街道の古い木造の町並みとアートのコラボレーションで、歩いているだけでも楽しく、ほのぼのとしてきます。「国民文化祭」の原点ではないでしょうか。
軒を連ねる木造建物の玄関を見上げるとマークの鬼瓦。何と立派なこと。鶴の彫り物の唐破風が、えも言われぬ風情です。以前は郵便局屋だったのでしょうか。建物を見ても又、文化展です。
2009年10月13日(火)
茶席の花
先日、「禅の文化に親しむ会」が、初秋の爽やかな空気に包まれた、浜松市郊外の奥山・方廣寺(臨済宗方廣寺派大本山)で開かれました。
座禅体験、写経、精進料理と茶席を堪能し、一日、ゆったりと、禅の世界に身を置こうという内容でした。
方廣寺山内の茶室「坐愛亭」は「禅堂」近くの奥まった所にあり、大きな杉木立と谷の向こうに三重塔を望むことが出来ます。
この日の茶室には、竹籠に入れられた秋の草花が、床柱に掛っていました。
花の名はナキリガヤ、アケボノソウ、サワヒヨドリ、キンミズヒキ、マツカゼソウ、ヤマホトトギス、ノブドウでした。
床の掛け物は管長の大井際断老大師様の「坐愛」です。
晩唐の詩人杜朴の「山行」という七言絶句の中にある、「停車坐愛楓林晩」(車を停めて坐(そぞろ)に愛す楓林の晩)によるものとお教えいただきました。
2009年10月2日(金)
山椒魚の燻製
奥鬼怒・手白澤温泉ヒュッテの夕食メニューで「山椒魚」の燻製を食べました。

標高1,000m超に生息する山椒魚が、 梅雨ときに清流へ下ったところを山に精通した地元の猟師が捕まえるのだそうです。
醤油漬にして燻製にしたこの「山椒魚」は滋養強壮に効果があるとか。井伏鱒二の「山椒魚」を想い出してしまいました。
珍味というのでしょうか。ゲテモノというのでしょうか。怪しげな姿、味らしい味はなく、卵を持った腹のあたりが、少し苦いだけでした。
山椒魚酒にしてもよいとかいうので、土産に、一袋(5匹入り600円)を買いました。さあ、誰にプレゼントしようかな。
2009年9月15日(火)
北浜の大カヤがたくさん実をつけています。
日本三大カヤの一つ、北浜の大カヤ(国指定天然記念物)にたくさんの実がつきました。冬に褐色の実がいっぱい落ちていましたので、実をつけた大カヤの姿を眺めようと思って出掛けました。(カヤは雌雄異株)
今は、つややかな深緑の仮種皮に包まれた実もいっぱい落ちています。、森林に入ってきく、揮発性のいい匂いりが周囲に満ち、清涼感が味わえます。拾ってきた枝と飛び出した種子は家の中で今も、いい匂いを放っています。
カヤ実は縄文時代、大和では一番たくさん食べられたもののようです。また、縁起ものとして、大相撲の土俵の土の下には、勝栗、こんぶ、洗米、カヤの実、するめが埋められて いるそうです。
大カヤは
新浜松の自然100選にも選ばれています。この秋、カヤの実りを訪ねてみてはいかがでしょうか。
2009年9月9日(水)
ビデオ学習会で伝えた世界遺産
「世界遺産の会」が誕生してもうすぐ10年です。以来、まだ見ぬ世界遺産、訪れた思い出の世界遺産を映像で紹介する学習会が、100回を迎えます。

世界遺産は、地球および人類が辿ってきた、光と影の歴史を、過去から現在へと」引き継いできたかけがえのない宝物であり、証人でもあります。
世界遺産を通して、私たちは、人間の知恵と愚かさ、自然や文化の多様性など、そこから多くのことを学ぶことができます。
近年、人類のたからものを守る活動が、年々、高まりつつある一方で、自然災害、人災(戦争、開発、環境汚染など)により、危機にさらされている世界遺産=危機遺産(31件)も数多くあります。人災による破壊は、人智で防げるはずで。地球のたからものを保全するために、今、何が必要なのか、何ができるかを問い、行動していくことが大切ではないでしょうか。
 
「富士山を世界遺産に」と願うとき、世界遺産条約の理念を市民の暮らしに結び付けたいとねがっています。

   ビデオ学習会(クリエート浜松講座室)

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