2024年度活動の記録
2024年度がスタートしました。世界遺産の会は発足25年目を迎えます。
来し方を振り返れば、世界遺産を訪ねるスタディツアーや講演会、写真展、地域の文化や歴史に触れる行事などの思い出が
溢れてきます。一方、次第に会員の高齢化も進んでいます。
2024年度は新しい視点で活動の継続に取り組みたいと考えています。ますます楽しい集まりにしていきましょう。
ドラゴンママの食体験ー上巳の節句ー
4月14日(日)龍山のドラゴンママ恒例の食体験会に参加しました。
旧暦のひな祭り・上巳の節句の行事食 草餅つきと春の山菜・わらび採りです。
2014年にドラゴンママと一緒に山里に伝わる五節句の食文化を体験しようと始めてから、今年は11年目になります。
年中行事は、日々の暮らしの中で、楽しみや安らぎをもたらしてくれれます。自然への畏敬の念を深め心を豊かにしてくれます。
毎年、同じ時期に同じことが出来る喜びは何物も代えがたい生きる喜びではないでしょうか
今年も、白倉峡を眼下に山桜と新緑の織り成す山の錦を眺め、心地よい空気の中で、ニョキニョキ伸びたワラビを
沢山収穫しました。わらび採りの後は、山の空気と新緑をご馳走に加えて、おいしいお弁当を広げました。
午後からはドラゴンママの加工場で草餅つき、餡子餅を丸めておいしく試食し、お土産にも頂いて
満足・満腹の体験会を終わりました。
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2024年度 世界遺産の会定例総会
5月5日(日)ビデオ学習会終了後に2024年度定例総会を開催しました。
日 時 2024年5月05日(日)午後3時30分(ビデオ会終了後)~午後4時30分
会 場 クリエート浜松 22講座室(世界遺産ビデオ学習会会場)
5.議事内容
5.1 代表挨拶:2023年度の総会を開催でき、皆様のご協力に感謝する。会員の高齢化
が進み、事業に制約が伴いがちであるが工夫しながら続けていきたい。
5.2 議長選出:互選により鈴木代表を議長に選出した。
5.3 定数確認:会員25名のうち、出席者8名、委任状提出者 11名であり総会が
成立することを確認した。
5.4 2023年度事業報告:総務担当より説明し、承認された。
5.5 2023年度収支報告および監査報告:会計担当から収支説明をし、監査担当より会
計監査結果の報告があり、承認された。
5.6 2024年度役割担当の選任:前年度の担当がそのまま引継ぐことで承認された。
5.7 2024年度事業計画:総務担当より説明し、原案どおり承認された。
文化講演会(年2回)は経費削減のために浜松市の出前講座を予定。ただし、参加
者が10名以上という規定があることから知人を誘うなどの協力をお願いしたい。
講演会の内容については浜松市文化財課などと相談する。
スタディツアーについては費用、利便性、などを勘案し最適な方法を検討する。
協力事業のクリエート冬まつりについては、23年度と同様の内容で参加予定だが
マンパワーの関係から無理なくできる範囲で協力する。
5.8 2024年度予算:会計担当より説明し、原案どおり承認された。
経費削減策として、(1)ビデオ会資料のカラー印刷はやめて、白黒印刷とする
(2)ビデオ会での茶菓子は無しとする、(3)ネット利用の促進 などの意見が
出された。
ドラゴンママの食体験 ~端午の節句~
6月9日(日)端午の節句の食体験は開会のあいさつの跡、最初に 菖蒲飾(菖蒲と蓬)を作り、魔除の設えを整えました
次のコンニャク作りではコンニャク芋をミキサーでかけ、炭酸ナトリウムを加えて、空気を抜いて固めたら、30分程煮て
ゆっくり冷まして出来上がり。お昼の後は、柏餅を作りました。
皆で米粉を熱湯で捏ねて、餡子を包み柏の葉を巻いて蒸しました。モチモチ、フカフカ美味しくできました。
ドラゴンママの食体験 — 七夕の節句ー
8月11日(山の日)連日の猛暑・熱中症アラートが鳴りやまない中ですが、ここ龍山のドラゴンママは
朝から元気な子どもと一緒に集まった大人たちで大賑わいでした
七夕飾りに願いを書いて 笹に飾りました 最初の体験は奈良時代から伝わる、七夕のお菓子
「索餅」を作りました。白玉粉、小麦粉、卵、砂糖.、牛乳、マーガリンで捏ねた団子を、粘土細工のように
して細い紐を作ってよりよりしたら、油で揚げます。次に「葛饅頭」を作り、水で冷やしてから いよいよ
メインイベントの「ソーメン流し」に興じました。特設の太い青竹の樋はおよそ5m、山の冷たい水に乗って
流れてくるソーメンを追いかけて、竹の器と箸で掬い上げ、勢いよく食べていました。
今年も、青竹の素敵な樋、器、お箸は龍山の中沢さんの力作です。「流しそうめん」がこんなに美味しいのは
この青竹の樋と山の冷たい水の賜物です。 中沢さんドラゴンママの皆さんに感謝の素晴らしいい「山の日」
でした。
博物館で出前講座
浜松の歴史と文化遺産 ~古墳時代における渡来文化を中心に~
浜松市博物館は、浜松の原始から近代までの数万年に及ぶ歴史と文化を紹介しています。
博物館は浜松という地域の歴史文化が形成されてきたようすを、市民が目で見ながら学習し
新しい文化を創造していく場として1958年に開館しました。
浜松市博物館HPより
『直近 3 年以内』に浜松博物館に行きましたか。
今回は博物館で出前講座!です。この機会に是非、足を運んでください。
日時 2024年9月29日(日)午後1時30分~3時30分
講師 浜松市博物館 学芸員 鈴木 京太郎 さん
今回は博物館の会議室で受講しました。受講者は18人、会員とその知人の皆さんです。
博物館が準備して下さった資料をテキストにして映像による説明をききながら 詳しく丁寧な
講義を聴くことができました
世界遺産の会では現在 定例学習会において「日本と朝鮮半島2000年」をビデオ学習しています
その関連として 浜松市の古墳時代における渡来文化を中心にとした内容の講義をお願いしました
世界遺産の会がこれまでにスタディツアーで見学した浜松市周辺の遺跡や古墳の詳細な復習が
出来ました
ドラゴンママの食体験 — 自然薯・とろろ汁と亥の子ぼたもちー
11月17日(日) 立冬を過ぎても、夏日のような(25℃)気温の快晴に恵まれたドラゴンママの加工場で
自然薯のとろろ汁と猪子ぼた餅づくりの体験をしました。この夏の猛暑が災いして、山の芋の育ちが悪く、
芋ほり体験はできませんでした。
亥の子ぼたもちは地方によって作り方は様々だそうです。龍山では、昔お米がとれなかったので、
毎年12がつの亥の日にサツマイモとサトイモで作り、畑の四隅にお供えして五穀豊穣を願ったそうです。
とろろ汁はシイタケとカツを節のだし汁を味噌と醤油味の二種類を作りました。どちらも山芋の香りと
滑らかな味わいに出来上がりました
参加した子供たちが積極的に体験に参加して、楽しんでいました。素晴らしい企画でした。
ドラゴンママの皆さんは大変ですが、是非継続してください。 ありがとうございました。
熊野古道スタディーツアー 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
—玉置神社と大峰奥駆道—
11月12日(火)~14日(木)の日程で熊野古道スタディーツアーを実施しました
世界遺産登録20周年を迎えた「紀伊山地の霊場と参詣道」へのスタディツアーも今年で20回目を迎えました。
今回はこれまで毎回、ご指導くださっていた「熊野古道を世界遺産に登録する準備会」代表の小野田さんが
ご多用で同道がかないませんでした。また、世界遺産の会員も高齢化に伴い参加者が減少して、今回は
5人だけの参加でした。状況判断の結果、移動手段に車を使うことにしました。
天候に恵まれて無事に楽しく、有意義なスタディツアーを終えることができました。感謝!
11月12日(火) 晴れ
浜松駅北口送迎レーン7:30出発⇒東名高速⇒京奈和道⇒五条市⇒十津川街道⇒十津川温泉 田花館 (泊)
11月13日(水)晴れ
田花館発⇒熊野古道・小辺路の果無集落⇒熊野古道・大峯奥駆道の玉置山展望台⇒玉置神社⇒
玉置神社・玉石社⇒南奥駆道・かつえ峠⇒花折塚⇒十津川歴史民俗資料館⇒十津川の野猿見学(修復中で使用できない)⇒田花館
11月14日(木)曇り時々雨
田花館発⇒十津川街道⇒熊野本宮大社⇒国道311号⇒丸山千枚田⇒花の窟神社⇒鳥羽⇒伊勢湾フェリー⇒伊良湖⇒浜松18:00着