2018年度 活動の記録
4月1日(日)、2018年度がスタートしました。定例の世界遺産ビデオ学習会は193回目になりました。
春爛漫のお花見日和にもかかわらず、26人の皆さんがご参加くださいました。
定例会以外の事業計画は未定ですが、5月の総会でお諮りし、実施できるように計画を練っています。
会員が協力し合って、楽しく学ぶことを目指して行きたいと考えています。宜しくお願いいたします。
浜松市天然記念物「瀬尻ノアカヤシオ群落」は今年も花を咲かせました。
世界遺産の会は2010年4月6日、 緑の羽根募金交付事として、浜松市天然記念物「瀬尻ノアカヤシオ群落」植生調査 を
初めて実施しました。その後は群落の状態や開花確認を継続しています。
今年は4月に入って急速に気温が上がり、各地で夏日を記録し山の緑も初夏の色に急変していますので、今日(4月4日)
確認に出かけました。周辺の山が間伐や皆伐ですっかり明るくなっていました。目印のイイギリの大木も切り倒されていましたので、
群落への降り口の様子も変わっていました。
少し下るとアカヤシオの独特の花の色が見え、ホッとしました。今まさに満開です。痩せ尾根と急な岩場のため近づくのが危険です。
今回ここで確認できたのは5本です。2010年に河内沢の林道に設置した案内標識からも、2本の開花が確認できました。
これ以上減少しないように守りたいものです。
井村園のワラビ摘み
天竜区龍山町大嶺の井村園さんから、今年もワラビ摘みのお招きをいただきました。
4月24日、午後から雨の予報でしたが、連日の夏日から解放され、絶好のワラビ摘み日和でした。
山の緑は既に夏模様に輝いていました。例年より2週間以上も早く季節が巡っています。
ワラビもニョキニョキと大きく育っていて大収穫でした。早速、アクを抜いて風味豊かに味わいました。
井村園のご夫妻と山の幸に感謝!!
ニョキニョキ伸びるワラビ 山のモノレール
郷土料理伝承体験会 in 龍山・ドラゴンママ
4月22日(日)、龍山・ドラゴンママ主催の「郷土料理伝承会」の第1回がスタートしました。
今回は、旧暦のひな祭りに因んだ「草餅つき」と春の山菜「ワラビ摘み」でした。
夏日の下でのワラビ摘みは、初めて経験しました。一足飛びに夏が来たようです。
草餅つきは、昨年も体験しましたが、なかなかコツが掴めません。
なめらかなもち肌とは言えない出来栄えでしたが、あんこ餅・5個を」作ってお土産に頂いて帰りました。
次回は、5月27日(日)、端午の節句の「柏餅づくり」とソバ打ち体験です。
ドラゴンママ代表の玉本さん 餅つきは「欅」の臼です
静岡県指定天然記念物「竜山のホソバシャクナゲ群落」の状況観察
5月5日、龍山町の国有林内に自生する県天然記念物「ホソバシャクナゲ群落」の状況確認に行きました。
2008年に群落の調査を始めてから10年が経過しました。緑の羽根募金の助成金交付を受け、
天龍森林管理署のご協力と「龍山ふるさと村」オーナー・小川さんの絶大なお力添えによって、忘れ去られていた
「瀬尻のホソバシャクナゲ群落」に光を注ごうと、案内標識設置に漕ぎつけました。
その後、天竜森林管理署によって「保護林制度に基づく森林生態系の保全・管理」の取り組みが進められています。
平成28年度には、日照不足などの環境改善を図るために上層木の間引きが行われました。今年、
すっかり明るさを増した群落の山には、鮮やかな濃い桃色の花が林道からも見え、10年来初めて目にした光景は
感激の一言でした。29年度に行われた生育状況のモニタリングの様子も見られ、ホソバシャクナゲが健全育成
できる環境維持が引き続き行われることを天竜森林管理署のホームページで知りなした。うれしい限りです。
調査開始当時、暗い山の中で命をつないでいた「ホソバシャクネゲ」 の生命力にエールを送り続けようと思います。
2018年度総会開催
5月6日(日)定例会に引き続き、15時30分~17時00分までの時間で、2018年度通常総会を開催しました。
定数確認後、事前に配布した資料に沿って議事を進め、活発な意見交換を経て、今年度事業などをスタート
させることを出席者全員が賛成、確認いたしました。
配布資料
(資料1) 2017年度事業報告(案)
(資料2) 2017年度収支報告(案)
(資料3) 2018年度事業計画(案)
(資料4) 2018年度予算(案)
佐久間・そば作りパートナ・参加活動 ジャガイモの土寄せ
5月12日(土)、よく晴れた上市場のNPOファームのジャガイモ畑で、土寄せをしました。
雑草が殆どないきれいな畑では、ジャガイモが順調に育って、花も咲いていました。
夏日のような太陽に照らされて、肥料をまき、土を寄せる作業は、なかなか大変な仕事でした。
休憩をはさんで、2時間余りの作業を終え、お昼は、「いどばた」の手打ちそばを頂きました。
新ジャガイモの煮物が美味しいので、料理の教えも受けました。何時も温かく迎えてくれる皆さんに感謝です。
伊豆半島世界ジオパーク探訪記
2018年4月、「伊豆半島ジオパーク」が世界認定されました。
およそ60万年前、はるか南の太平洋上にあった火山島が本州に接近、ぶつかって出来たのが伊豆半島です。
その後、度重なる地殻変動や火山活動で形成された変化に富んだ地形、景観が、「伊豆半島・ジオの物語」を
生み出し、育てています。
国内にはユネスコジオパークに認定された地域が八ヵ所あり、伊豆半島は九か所目になります。
世界遺産の会としても機会を作って、見学ツアーを企画したいと願っています。そこで、5月末、二泊三日の日程で
伊豆半島ジオパーク探査に出かけました。伊豆半島は行く先々全てがジオサイトです。どこに行っても
大地の物語に出会えます。何度も何度も出かけたくなるところでした。
今回、ジオガイドをお引き受けいただいた、田畑朝恵さん(前ジオガイド協会会長)の豊富な知識と笑顔に
引き寄せられる意義深い探査ツアーでした。
鮎壺の滝(富士山から流れてきた溶岩流の先端) 火雷神社(丹那断層地震で、神社の石段と鳥居の間に約1mの横ずれが生じた)
大室山(約4000年前に噴火した単成火山のスコリア丘) 大室山スコリアクラフト(溶岩流がスコリアを包み込んで流れたもの)
旭滝( 滝の表面に柱状節理の6角形の断面が見えている) 下白岩(レピドシクリナという南からきた大型有孔虫化石を探す)
ワサビご飯(新鮮なわさびを摺り下ろしながら頂きます) 筏場のわさび田・畳石式(世界農業遺産)
堂ヶ島ジオサイトクルーズ(天窓洞) 亀島(海底火山の噴火にともなう水底土石流と、その上に降り積もった軽石・火山灰層が見られろ)
柏谷横穴群(約6.6万年前に箱根で起きた大噴火の火砕流の堆積物が厚くつもっている丘陵に作られている) 明治日本の産業遺産群(韮山反射炉)
著者と行く『飯田線ものがたり』
秘境駅と旧線を眺める旅
昨年12月、佐久間図書館で著者に聞く『飯田線ものがたり』を開催した折に、次は『著者と行く飯田線ものがたり』を
企画したいとお願いをしました。著者の神川靖子さんから「計画を進めましょう。」とお返事があり、2018年6月16日(土)
の開催か決定しました。
梅雨の晴れ間に恵まれ、今回の旅の計画は、参加した30人余り参加者を異次元の世界へ誘う素敵な旅になりました。
緑滴る沿線の風景と講師をお引き受け下った神川さん、松井さん達の解説や物語に、聞き入りながらの探訪に時間の
経過を忘れてしまいそうでしたが、列車に乗り遅れることなく無事帰着できました、深謝!
行程は、JR浜松駅発7時06分乗車(飯田線・豊橋駅:8時11分発乗車)
JR飯田線・大嵐駅11時11分下車(夏焼トンネルウォーキングと夏焼集落へ約2時間滞在)
大嵐駅13時14分発乗車してお隣の小和田駅・13時19下車(周辺散策、30分滞在)
小和田駅発・13時42分乗車して豊橋駅・16時16分着
大嵐駅は東京駅がモデル 旧線のプラットホームが残されています
いざ!夏焼トンネ1,26kmへ(旧線のトンネル) トンネルの中には蛍光灯が点いていました
トンネルを抜けました。佐久間ダム湖が見えます ダム湖畔のこの道は、ここから通行止め
夏焼集落入り口・ここからは急な坂道 佐久間ダム湖を行く 浚渫船
静岡県と愛知県をつなぐ「鷹巣橋」、中央が県境 大嵐駅に残る旧線のレールは「飯田線ものがたり」のシンボル
「恋成就駅」 小和田 「花嫁号」 ご成婚を祝って華やいだ名残が鄙びた駅舎を飾っている
静岡・愛知・長野三県境に建つ「小和田駅」の入り口は利用者を待って、開け放たれていた
郷土料理伝承体験会 in 龍山・ドラゴンママ
8月19日(日)天竜区龍山町のドラゴンママ主催の「七夕祭り」のお楽しみ会に参加しました。
今年の伝統的七夕祭りの旧暦7月7日は8月17日でした。東の空には織姫の「ベガ」彦星の「アルタイル」
白鳥座の「デネブ」を結んだ「夏の大三角形」を見つけることができます。
少し猛暑が遠のき、アキアカネが飛ぶ山間で、七夕飾りに願いを認め、厨房で「葛饅頭」づくりの後は
山から青竹の樋に引き入れた冷たい水にそうめんを流し、竹の器を手にして懸命に掬い取っては
ツルツルと、、、いったどれほど食べたのでしょう。ごちそうさまでした。
素麺が 箸 すり抜けて行く 涼しさよ
佐久間・そばづくりパートナ参加活動 そばの種まき
NPO がんばらまいか佐久間 の「そばづくりパートナ制度」は今年、9年目を迎えました。
この制度のスタートから、毎年参加し、自然とのお付き合い、佐久間の皆さんとのお付き合い、パートナ者同士の
お付き合い、言葉では尽くせない沢山の素晴らしい巡り合いから、豊かに生きる知恵を頂いています。
今年も9月1日(土)、今年度の種まきに参加できました。猛暑と豪雨に見舞われた今年の夏でした。心配していた
雨を何とかやり過ごし、ぬかるむ足元を気遣いながら、2時間ほどで作業終了。3、4日で芽が出るはずです。
お昼は定番の特性カレーと漬物いろいろの、野外パーティーです。本当においしい!!ご馳走様でした。
しっかり育って、美味しいそばができますように。天の神様にお祈りするばかりです。
『飯田線ものがたり』 秘境駅探訪 ―事前ウォーク―
定まらない天気が続く今年の秋、予ねてから計画していた『飯田線ものがたり』-秘境駅探訪-の下調べを兼ねて
出かけました。今回は時間短縮を考慮し、佐久間駅までは三遠南信道を使って車で行きました。
浜松市内を8時に出発。佐久間駅には凡そ2時間余りで到着し、佐久間図書館に立ち寄って電車を待ちました。
10時45分発、天竜峡行きに乗車して、目的の「田本駅」へ。田本駅着11時48分。
田本駅に通じる唯一の出口、断崖を削って造られた細いプラット・ホームの先にある、苔むした急な石段を
登って、トンネルの上の道に出ます。道と言っても、細い山道です。少し進むと、道は山側の登りと天竜川沿いの
下りに分かれます。今回は豊橋側の「温田駅」までのウォーキングコースを確認する目的のため、天竜川沿いを
進みました。断崖につけられた山道を、眼下に天竜川の流れを望みながらつり橋を渡って、対岸の「阿南町」へ。
天竜川の左岸は長野県「泰阜村」右岸は「阿南町」です。 天竜川の原風景を眺めながら、秋の草花、野仏、
点在する集落の中の道を歩きました。折り重なる高い山の上に秋の空が広がっていました。
一時間弱で「温田駅」に着き、帰りには13時13分発の電車に乗り、「佐久間駅」に戻りました。
4Km:7000歩余り、心地よい秘境駅探訪でした。
佐久間駅 田本駅(前方が飯田方面)
田本駅の階段出口(豊橋側のトンネルの上に出る) 田本駅全景(トンネルの上からの眺め)
山道を歩く(左側は絶壁、右側は崖下に天竜川の流れ) つり橋を渡って阿南町へ
路の辺に祀られた野仏、水神様 天竜川原風景(対岸は泰阜村・温田駅付近)
南宮大橋を渡って「温田駅」へ
『飯田線ものがたり』 秘境駅探訪 ―事前ウォーク その2―
この秋、初めての見事な晴天でした。「秘境駅探訪」事前調査・その2として、「為栗駅」から天竜村の名所として紹介されて
いる「信濃恋し」までを歩いてきました。平岡ダムができる前は、天竜川の激流が岸壁とぶつかり合い、川の流れが一旦、
「信濃」側に押し戻されて、あたかも「信濃の国が恋しい」と訴えるが如筏が「信濃」の方に向きを変えたことから、こう呼ばれ
るようになったと説明されていました。もう一つの見どころは、天竜橋から上流に周囲の緑に溶け込んで見える飯田線の
「万古川橋梁」です。万古川橋梁には昭和10年6月の年月が刻印された銘板が残されています。単線下路曲弦分格ワーレ
ントラス橋という構造を持つ歴史的橋梁です。
今回も佐久間駅に駐車して、「中部天竜駅」から乗車(10時42分発天竜峡行き)。「為栗駅」下車(11時40分)。
駅前は天竜川と山側の狭い場所にありました。目の前の天竜川に架かる吊り橋「天竜橋」(歩行者専用)を渡って、対岸へ、
舗装された道が続いています。15分程、りゆっくり歩いていくと、「信濃恋し」の案内板があり、直ぐわきに天竜川に降りていく
ような荒れた道がありました。「信濃恋し」を間近に見ようと恐る恐る下ってみましたが、今は流れもなく、その面影すら想像
出来ない天竜川が大きく蛇行して、静かに流れているだけでした。上りの列車の時間に合わせて、来た道を引き返してから
天竜川と万古川橋梁を眺めながらお弁当を食べてから「為栗駅」に戻りました。歩行距離約4Km弱です。
為栗駅から駅前通りへ 下流に架かる吊り橋「天龍橋」が一般道への出口です
「天龍橋」の上から上流の「万古川橋梁」を望む 「信濃恋し」の謂われ書きと案内標識
天竜川まで降ると「信濃恋し」(今は流れもない蛇行した淵)の名所 「為栗駅」に続く道
「万古川橋梁」左岸から流れ込む「万古川」に架かる 「為栗駅」の駅舎の向かい側に立派な家(空き家)が一軒
佐久間・そばづくりパートナ参加活動 そば収穫・脱穀
11月17日(土)青い空が広がる小春日和です。猛暑の夏、その後は相次ぐ大型台風と長雨、ソバにとっては過酷な年でした。
それでも芽生えて花を咲かせ、実つけたソバです。脱穀、選別作業では、一粒たりとも見落とすわけにはいきません。
みんな真剣に、黙々と役割分担をして作業をしました。
予想通りの減収でしたが、昨年の収穫を思えば、脱穀できたことを喜びたいと思います。
ソバづくりパートナに参加して以来、ここ数年は地球環境の異変を痛感させられることが多くなりました。
自然環境と作物づくりの厳しさに気付く、貴重な場を頂いたことにも深く感謝します。
とまれ 12月9日の新そば試食会のソバの味を心待ちにします。
『飯田線ものがたり』 秘境駅探訪
田本駅 温田駅
11月23日(勤労感謝の日)小春日和の一日を飯田線に乗って「秘境駅探訪」に出かけました。
今日は「世界遺産の会の会」会員9人です。
朝、浜松駅発7時06分の豊橋行きに乗車、飯田線・8時10分発の天竜峡行にて「田本駅」まで。
全国秘境駅ランキング第4位といわれている「断崖の駅」です。
行楽シーズンの三連休です。満席、立ったままの人もいる車内は、これまでに見たことが無い状態でした。
車掌さんも運転手さんもニコニコ顔です。長い停車時間には「飯田線」を語り合うことも出来、楽しい旅が
できました。往復6時間乗車、1時間ウォークの一日の余韻は、心地よい疲れでしょうか。
田本駅全景・出口のトンネルの上から 駅からの主要道は天竜川沿いの絶壁山道
天竜川に架かる「竜田橋」渡って阿南町へ 橋の上から河原を見る・素晴らしい流水の紋様
竜田橋から「南宮峡」を望む 天龍川と里山の原風景の中を歩く
「南宮大橋」を渡り「温田駅」へ 温田駅に到着・誰もいません
第14回 紀伊山地の霊場と参詣道スタディツアー
高野山女人道&天野の里~三谷坂(勅使坂)を下る
12月6日(木)~12月8日(土)、2泊三日のスタディツアーを無事終えることができました。
今年も世界遺産マスターの小野田真弓さんに指導を頂きました。感謝!
夕食時には、高野山の堂宮大工棟梁・尾上様にもお目にかかることができました。今回
宿泊をお願いした遍照光院では、真言宗に伝わる瞑想・阿字観体験をしました。また、浜北の岩水寺とのご縁が深いとのことで
執事様との会話も弾み、期せずして、ありがたくも幸せな旅になりました。
第一日 大門(龍神口女人堂跡)~不動坂口女人道まで
大門 弁天岳への登り・赤い鳥居が続く 嶽弁天
不動坂口女人堂 高野山・金剛峯寺への入り口
第二日 助けの地蔵 ~ 奥之院前まで
助けの地蔵前の案内板 壇上伽藍・根本大塔を望む ろくろ峠・小辺路と合流
円通律寺・修行道場 弥勒峠・大峰口女人堂跡 高野山奥の院へ
第三日 天野の里 ~ 三谷坂(勅使坂)を下って JR和歌山線・妙寺駅まで
天野の里・丹生都比売神社 高野山参詣道・三谷坂の入り口(笠松峠へ) 頬切地蔵(大日如来、釈迦如来、阿弥陀如来の摩崖仏)
紀ノ川を望む 笠石(笠卒塔婆)・南北朝時代 丹生酒殿神社
鎌八幡宮・木に打ち込まれた異様な鎌 紀ノ川に架かる三谷橋 終着のJR和歌山線・妙寺駅
佐久間・そばづくりパートナ参加活動 新蕎麦打ち体験と試食会
12月9日(日)、ソバづくりの集大成はソバ打ち体験と試食会です。
NPO理事長の開会のあいさつと事務局長からの今年度の「そばづくりパートナ活動」の経過報告がありました。
経験のない異常気象とシカの食害とのダブルパンチで、昨年同様の収量だったとのことでした。しかし
試食会ではおなか一杯の「新蕎麦」と石臼でひいた「そば粉」で作った「そばがき」、「とろろ汁」や盛りだくさんの「天ぷら」
果物がテーブルいっぱいに並んで、みんな大満足、話も弾みました。
調理を担当してくださった皆様、ありがとうございました。自分たちで打った「新蕎麦」はお土産に頂いて帰りました。
佐久間町山香の眺め NPOの皆様と開会式 ソバ打ち師範の指導
ソバ粉:強力粉は8:2 水回し 四角に、平らに、均一に伸ばす ソバを切り出す、太くなったり細くなったり
石臼でソバを挽く、いい香りが! 写真を撮る前に食べてしまいました 厨房の皆様は大忙しです!!
~いにしえの道を辿ってマチュピチュへ~
ペルー旅行最大の人気・空中都市マチュピチュ遺跡へは通常、列車とバスを乗る継いでいきますが
別のアクセスをご存知ですか?
それは、インカの人たちが歩いた道を辿りマチュピチュを目指す「インカ古道トレッキング」です。
3泊4日掛けてトレッキングを行います。途中その昔の宿場的な役割を担っていた数々の遺跡、
雪を抱いた美しいアンデスの山々など素晴らしい見どころがいっぱいです。テントに泊まりながら、
峠を越え、アップダウンを繰り返し、4日掛けてたどり着くマチュピチュの眺めは格別です。
2017年11月、この「インカ古道」を歩いた アマチュア写真家の瀧本としえ(湖東町在住)さんに、
トレッキングの体験談を数々の写真とお話で紹介していただきました。
2019年 クリエートの冬まつり 参加活動
1月25日(金)から27日(日)の三日間、クリエート浜松の冬まつりが開催されました。
世界遺産の会は今年も参加し、25日~27日は第14回「世界遺産」写真展と2018年の活動の記録を展示
しました。また、26日(土)と27日(日)に世界遺産募金」に協力するチャリティ茶席を3階のロビーに設け
抹茶と春野町の郷土銘菓「青ねり」で皆様にご協力を呼びかけました。静岡大学浜松キャンパスの
茶道部の学生が席主を勉めてくれました。
郷土料理伝承体験会 in 龍山・ドラゴンママ 七草粥と味噌づくり
2月17日(日)龍山ドラゴンママの加工場で、人日の節句を祝い「七草粥」を味わいました。野の香りと若草の色に
五感全開の素晴らしい祝い膳でした。七草は「ホトケノザ」以外はすべて龍山で摘んだものです。(ホトケノザは湿地を好む
ので、田や畦道などに生えます。山の龍山で探しても見つかりません。)
今回は味噌づくり体験もしました。大豆と米麹を混ぜてミンチして塩を加え、ボール状に丸めた状態で、樽に打ち付け
るように詰め、最後に昆布を差し込みます。表面を平らにして、すっかり室温まで冷まします。仕上げはアオキの葉
(除菌作用がある)で表面にまんべんなく覆って。蓋に重しを置いて保管するそうです。
楽しさと満腹の体験会でした。
歴史講座
『浜松藩』とは
2月24日(日)、クリエート浜松講座室に、浜松市文化財審議委員会委員の坪井俊三さんを
講師にお迎えして、「はままつは出世城なり初松魚」と詠まれた「浜松藩」の歴史を学びました。
城主が目まぐるしく交代した「浜松藩」ですが、大名や老中に昇進した人物を輩出しています。
何故???幕府のエリート官僚の登竜門???東海道の真ん中の大きな宿場だったから??
『渥美半島の歴史遺産』を巡る 学習会と現地見学会
3月9日(日)13時30分から15時30分、クリエート浜松53会議室にて事前の「学習会」を開きました。
講師の辰巳均さんにはこれまで、浜松市を中心に文化財・山城や古墳・遺跡など、数々の学習会と現地見学会を
ご指導いただいています。今回は浜松市から視点を伸ばすことにいたしました。
縄文時代から今日までの歴史と文化がギッシリ詰まった、「渥美半島」を知る貴重な勉強会から得た
予備知識を得たことで、 3月16日(土)に行う現地見学会がさらに楽しくなると思います。
学習会の様子
3月16日(土)には「渥美半島の歴史遺産」現地見学会に出かけました。マイクロバスに乗り、穏やかな海と鮮やかな菜の花が
咲く渥美半島の縄文の遺跡、城下町、古窯跡、歴史・文化資料館などを学習会で得た知識を思い出しながら、じっくりと見学して
巡りました。田原における渡辺崋山の偉業とその生涯、日本の縄文時代を代表する貝塚、東大寺瓦や国宝「秋草の紋大壺」などを
焼いた古窯の数々の存在には驚くばかりでした。また、自然景観と良港をもつ産業都市・田原を知ることができました。
ご指導くださった辰巳先生に感謝申し上げます。
吉胡貝塚
田原城 惣門・田原市報民倉(田原市の防災非常食庫)
渥美歴史資料館 皿焼古窯群・復元された窯
戦争遺跡・伊良湖射場跡 東大寺瓦・窯跡
佐久間・そばづくりパートナ参加活動 ジャガイモ植え付け
3月23日(土)、花冷えの寒さの中で、ソバづくりパートナの「おまけの活動」・じゃがいもの植え付けをしました。
今年は幅の広い畝に、男爵とメイクイーンを千鳥において土を被せ、畝を黒いビニールシートで覆いました。
草取りの手間が省けるのもさることながら、土の温度も上がるので芽生えも早いそうです。さて結果は如何に?
目が出て、ビニールシートを持ち上げたら、シートを裂く作業をするのだそうです。期待して待っています。
作業終了後は恒例のアツアツの「豚汁」を囲みました。NPO「がんばらまいか佐久間」の皆さん
いつもありがとうございます。収穫は7月初めでしょうか。オキナグサが咲き、田高教育林のヤマザクラも満開でした。
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