活動の記録 2015年度



 2015年度がスタートしました。今年度も力を合わせて、「平和の文化」を地域社会に生み出していきましょう。
4月5日(日)、定例「世界遺産・ビデオ学習会」は160回目を迎えました。映像を通して世界遺産を知る楽しみを
みんなで共有しましょう。

              

4月11日(土)、毎年お世話になっている龍山町の「居村園」の御好意で、ワラビ摘みをさせていただきました。
新緑とヤマザクラの残る山並み、秋葉ダム(天竜川)を眼下に絶好の「ワラビ摘み日和」を存分に楽しみました。
もちろん大収穫のお土産を手にして、大満足の皆さんでした。

 

 



    佐久間・そば作りパートナ・参加活動 サトイモの植え付け
 
 

 4月23日(木)ジャガイモ+αのサトイモを植え付けました。ジャガイモの発芽は芳しくありませんので
 サトイモに期待をかけて作業をしました。NPOがんばらまいか佐久間の女性会員の手ほどきで
 世界遺産の会の男性3人が汗を流してくれました。大きなタケノコをお土産に頂きました。ご馳走様でした。
 
  

   
    サトイモの収穫

   10月10日(土)、サトイモを収穫しました。汗を流して植え付けたサトイモです。期待が膨らみ
 大きな株を掘り起こすたびに、つやつやしたサトイモの子供がいっぱい出てきます。美味しそう!!
 NPOの女性会員のご指導で、1時間ほどで全部収穫しました。
 その後は、おはぎや漬物のお持て成し。いつもながらの御馳走に感謝して、頂きます。
 色づいた柿もお土産に頂き、秋の空気の中で、楽しい体験が出来ました。

    
      大きく育ったサトイモ                        収穫したサトイモ・ホッと一服




    静岡県指定天然記念物「竜山のホソバシャクナゲ群落」の状況観察

  5月1日(金)生育状況の観察をしました。調査を開始して以来、群落状態の観察と開花確認を毎年実施して
います。電源開発による植生回復の管理が解除され、急傾斜の山道が荒れて危険になっています。
一般の人が自由に立ち入ることが制限されている場所のため、観察道の整備は期待薄でしょう。
偶然出会った「天竜森林管理署」の職員から、区域内を間伐をしてもう少し光が届くようにする予定だと聞きました
生育条件が厳しいが故の地域固有の天然記念物です。その効果に期待しています。
 群落を形成していた本来の木は、勢いが良く、頼もしい限りですが、昨年に比べ、花が少ないようです。
しかし、実生で育った木に花が咲いて、群落が回復しつつあるのでしょうか。見守り続けたいと思います

 
  
                  





   佐久間・そば作りパートナ・参加活動 ジャガイモの土寄せ
 
 
5月9日、ジャガイモの土寄せ作業がありました。今回の会からの参加者は二人だけでした。
ジャガイモよりもソバが畑に一面に芽を出して成長し、ジャガイモが隠れてしまっていました。
先ずは、ソバの芽を引き抜く作業を開始、ジャガイモの存在を確認出来る状態にしてから、
土寄せをしました。生育が遅れている畝のパートナは、NPOの配慮で場所替えをしていただきました。
その後、順調に生育しています。6月の終わりごろには収穫できるでしょうか。

 
 





    「浦川 Foot Path」 開催に向けて事前ウォーク

  5月20日(水)に第1回 「飯田線&フットパス」の時間確認とコース選定のための事前ウォークをしました。
 浜松駅発7時06分のJR東海道線「豊橋行」に乗り、豊橋で飯田線に乗り換え、10時10分に浦川駅に到着
 しました。日差しは真夏のようでしたが、周囲の森林や清流を渡る風に吹かれ、爽やかなウォーキングを 
 楽しみました。道すがら、出会う地域の方との会話にこころが和みます。帰りは14時25分発の飯田線に乗り
 17時10分、浜松駅に帰着しました、
 四季折々、フット出かけたくなる浦川の小径(パス)を見つけていきたいと思います。


  
        緑を縫って走る飯田線              浦川駅の観光トイレは電車・パンタグラフ付
  
        浦川キャンプ場のつり橋                 山野草園は成長したワラビが一面




        世界遺産スタディツアー
   
第11回「紀伊山地の霊場と参詣道」 in 伊勢路~本宮大社 
             
 2015年5月25日(月)~27日(水)

 一日目  ワイドビュー・南紀1号にて「熊野市」へ、第1回から指導をお願いしている、和歌山県の
       「世界遺産マスター」の小野田真弓さんと合流、昼食の後、タクシーに分乗して国道42号線の
       「松本峠」入口からスタートしました。
熊野古道「伊勢路」最後の山越えの道は、鎌倉時代、
       江戸時代、明治時代の苔むした石畳が良く残されています。峠から「鬼が城跡」経由で世界遺産
       「鬼が城」へ下り、大地震で生まれた奇岩と熊野灘を体感する遊歩道を歩きました。次は、バスで
       神々の母「伊弉冊尊(イザナミノミコト)」の陵「花の窟」・日本最古の神社といわれる「花の窟神社」
       を訪ねました。

 
        鎌倉時代の石畳                     松本峠のお地蔵さんは等身大
 
      松本峠から眺める七里御浜               鬼が城・断崖につけられた遊歩道 
  

          花の窟神社                     御神体の巨岩

二日目 宿泊した「かんぽの宿」から、湯の口温泉「瀞流荘」の迎えの車で「風伝峠」入り口へ、
     一年中風がやむことがないという標高257mのこの峠は、奥熊野と奈良県の北山とを結ぶ最短コースとして、
     江戸時代の前から重要な役割を果たしていました
。峠を降り、次は「通り峠」を目指します。世界遺産の
     登録対象ではありませんが、苔むした石畳が続きます。古くから生活道として、里山の暮らしが息づく
     風景です。峠から急坂を登れば、「丸山千枚田」を一望出来る展望台です。風に背中を押されて降れば
     「丸山千枚田」が開けます。畔の曲線と早苗が水に映る棚田は絶景でした。
     3時過ぎ、「瀞流荘」の迎えの車で北山川の流れる宿に入りました。

 

        風伝峠への石畳               通り峠にて・風に吹かれて休憩

 
               丸山千枚田   1,340枚という日本でも最大規模の枚数を誇る棚田

三日目  瀞流荘発8:50分の鉱山鉄道廃線活用のトロッコ電車(バッテリー機関車)に揺られて湯の口温泉へ、
      運転手さんの鉱山や鉱石運搬トロッコ電車の話を聞くことが出来ました。
      今度は、北山川の大渓谷(瀞峡)を遊覧する観光ウォータージェット船に乗り、熊野川の志古まで。
      志古からバスで熊野本宮大社、神が舞い降りたという熊野本宮大社 旧社地「大斎原」に詣でた後、
      「世界遺産センター」を見学。バスに乗って新宮の「熊野速玉大社」を詣で、旅の無事を感謝し、
      三日間の熊野古道スタディツアーは終了。ワイドビュー南紀8号にて帰路につきました。

 
                  かつて鉱石を運搬したトロッコ電車に揺られて

 
                  ウォータジェット船で瀞峡の絶景を探勝

 
          熊野本宮大社                    旧社地「大斎原」の大きな鳥居

 
       和歌山県世界遺産センターにて                 熊野速玉大社


 


   龍山町 フットパス調査ウォーク  その1
  
  今年度事業として「龍山町 フットパスルートマップ作製」の手始めに、下平山地区を巡るコースを、
地元の藤下さんと玉本さんに案内をお願いして行いました。天竜川左岸の高みに点在する集落を巡ります。
「塩の道」や「秋葉古道」の案内、集落と集落を繋ぐ道案内の標識が所々に置かれています。
今回は、観察ポイン
トなどを確認して隈なく車を走らせました。
  6月2日(火)、午前9時「ドラゴンママ」をスタートし、下平山集落に向かいました。昔話のお地蔵様、道祖神、石仏、
峯の沢鉱業所跡や下平山小学校跡、神社やお寺など地域に残る風景と歴史をひもときながら
案内していただきました。玉本さん特製のお弁当を、天竜川を眼下にする小学校跡の木陰で
美味しくいただきながら、大勢の子どもの声がこだました往時をしのびました。
午後4時過ぎ、秋葉ダム湖・「雲折」地区経由でドラゴンママに帰りました。

         
      日入沢(ひるさわ)集落へ         炭焼き平のお地蔵さん          塩の道の道標

 
     秋葉古道の道祖神            築120年の御室家住宅            下平山地区の火の見櫓


  
    嘉永三年戌・・馬頭観音        峯の沢鉱山全盛期の繁華街・廃屋        下平山小学校跡の公園

 
 呼石集落由来の「呼石」がある畑        峯の沢鉱山坑口跡        下平山八幡神社下・秋葉古道にある石仏群

       
  千代にある八幡神社は秋葉街道裏参道の起点、一丁目石・灯篭型の町石と石仏(文政・江戸後期)が祀られている。

  
峯の沢鉱山の社宅は草木に包まれて  雲折に降る林道脇、むかしばなしの「赤子岩」   ダム湖の岩に怪しげな「顔」



   龍山町 フットパス調査ウォーク  その2
  
 6月15日(月)、日入沢集落の道祖神から、下平山の八幡神社まで、塩の道・秋葉道を歩きました。
 この間は、舗装された小道が続いていました。茶畑の手入れをしていた地元の人に聞けば、10年以上前の
 「塩の道」ブームの時にできた道だそうです。植林されたスギ、ヒノキの中に石積みの畑の跡や家屋が
 残されています。この場所を去る人が植えた木が、ここに暮らした人の生活の跡を留めています。
 山の中には集落を結ぶ小道が四方に延び、小さな道標が丁寧に置かれています。しかし、これらの道も
 今は使われなくなり、「崩れたり、草が茂っているから、行かないほううがいいよ。」と注意されました。
 出来れば、一度歩いてみたいものです。次は下平山地区の予定です。
 
            日入沢の道祖神・ここから「秋葉道・塩の道を行く。緩やかな登り道
 

    スギ、ヒノキの明るい植林の中の道              分かれ道にある道標
 
     残された家屋と段々畑の石積み        ここから八幡神社へ、茶畑に中に野仏が祀られている
 



  第1回 飯田線&フットパス  <浜松まちづくり公社助成金事業>
             佐久間町浦川 Foot Path
        ~コミュニケーション散歩道~
             2015年6月14日(日)曇り、時々晴れ

 梅雨前線の動きを眺めて、一喜一憂しつつ、開催日を迎えました。
JR浜松駅発7時06分豊橋行に乗り、飯田線に乗り換えて、浦川駅に到着したのは10時10分でした。
駅前では、「がんばらまいか佐久間」の理事長さんはじめ、顔なじみの皆さんが大勢待っていてくれました。
何ともうれしく心弾みます。心配した天気も上々、理事長さんのごあいさつを頂き、参加者32人は
賑やかにスタートしました。コースの概略は、

浦川キャンプ場のつり橋⇒裏鹿橋⇒河内川左岸⇒長尾峠・尾上栄三郎塚⇒田高育英林⇒佐久間町野草園
⇒ほうじ峠のソバ畑⇒弓道場・瞑想館⇒NPOファーム・サロン(お昼)⇒元浦川中学校⇒五社神社⇒
秋葉旧街道⇒浦川駅(14時到着)。
NPOの皆様に見送られ、14時25分発の電車にて、17時00分浜松駅に無事帰りました。
女性委員会メンバーの持成しは、ファームの新鮮野菜や手作りのお惣菜、ケーキ・コーヒーと
豪華でした。コンニャク、つくだ煮、ジャム、ゆべし、大根、玉ねぎ、ジャガイモ、チンゲンサイ
どれも、ほしいものばかりですが、「まだ少し歩きます。」の声に、リュックの重さが気がかりでした。
今度は、秋の風景を楽しむ予定です。またよろしくお願いします。

  
      JR飯田線に乗って         佐久間町浦川駅前・理事長さんの挨拶    中央構造線の観察ポイント

  尾平峠への登る・旧秋葉街道       尾上栄三郎と浦川歌舞伎のお話       田高育英林の中の散歩道

   NPOサロン特製のお昼           ソバ畑を眺める野外サロンで         手作り食品の数々


 五社神社の石段と力石に挑戦   フィナーレは「アワビ」のお話、期待を胸に、、NPOの皆さんの見送りに感謝!



     秋葉道探訪とホタル狩り in 龍山
        
オプションは ブルーベリー摘みと手打ちそば

   7月2日、3日、恒例の「龍山ふるさと村」オーナーの小川さんの案内によるツアーを堪能しました。
 秋葉山参拝と宝物殿見学の後、梅雨の晴れ間に恵まれて、秋葉道・塩の道を歩きました。
 夕食後は、漆黒の闇に包まれて展開する「新開沢ホタルの宴」に出かけました。
 夜半、激しい雨音に目が覚め、朝はやっぱり雨でした。お昼近くに雨が上がったので、予定通り地元「徳庵」出前の
 「ソバ打ち&食事会」を居村園の高村さん宅で、目の前の絶景を眺めて楽しみました。
 楽しみの「ブルーベリー摘み」も出来ました。美味しいベリーのみ分け方を教えていただき、摘んでは食べまた摘んで
 存分に味わいました。採れたてキュウリも沢山いただき、大きくなったリュックを肩にして、ふるさと村の車で「西鹿島駅」
 へ、小川さんに感謝して、電車の乗りました。充実・満足のフルコースでした。

  

  
   



       世界遺産講演会
     世界遺産の現場から「木の文化」を語る
     ~ドキュメント・高野山伽藍中門再建~

 開催日時  2015年8月1日() 15:30~17:30

 開催場所 浜松市福祉交流センター21会議室                    

 後 援  浜松市、朝日新聞浜松支局、静岡新聞社・静岡放送、中日新聞東海本社天竜森林組合 

 内 容  今年創建1200年を迎えた世界文化遺産の高野山・金剛峯寺の中門が3年余をかけて、
      172年ぶりに
鎌倉時代の様式によって 再建されました。     
      100年に1度出会えるか否かという建設事業は日本の「木の文化」を学ぶ絶好のチャンスです。
      しかも、講師は中門再建を託された高野山生まれの堂宮大工棟梁の
尾上恵治さん( 世界遺産マスター・
      堂宮大工・ 和歌山県文化財保護委員・
各種国宝・文化財の保存・修理工事に携わる。)
      再建工事の総ての工程・高野霊木の伐採、礎石、檜皮の調達、そして落慶法要で上げた棟札・大工棟札
      についても、完成まで総ての工程についての中心的役割を果たした尾上さんにしか語れない「木の文化」
      を守り継ぐ「匠の技」が映像と明解なお話でくりひろげられ、時間の経過を忘れて聞き入りました。

       

       



      佐久間・そば作りパートナ・参加活動    6年目の種蒔き
    

  8月29日(土)秋雨前線の活動が本格化し、大雨注意報が東海地方にも出される生憎の天気予報。
しかし、「がんばらまいか佐久間」河村事務局長の「小雨決行です!!」の力強い声が、参加者の不安と
天気予報を超えて、種蒔き開始後は、雨は何処かへ行ってしまいました。
 今年は、この事業が始まって6年目です。これまでのばら蒔き方式から畝まきに変更し、耕作地も
「パートナ専用」完全手作業で収穫までの行程を堪能することになりました。どんな結果が待っているでしょうか。
期待が膨らみます。

    
         
2015年度ソバ作り開始式                    種は、畝蒔き方式に変更・説明を受ける
    
      スケールを使ってロープを張り、竹の竿で畝を掘る         掘った畝に丁寧に種をまく      
    
         畝は続くよ・まだまだ半分。   少し疲れてきました。(ほかのパートナが終わっても、、???))


      ソバ畑のその後 9月22日
 
 
   種蒔きをした翌日から、記録的な大雨の日が続きました。おそらく、一面プール状態になって、種は浮き上がるか
  水没した土の中に閉じ込めれてしまっただろうと想像していました。
   9月22日、様子を見に行きました。順調に育てば、もう花が咲き始める頃ですが、案の定、双葉がちらほらと
  乾いた土から芽を出して、畑一面は何んとも悲しい情景でした。これでは、収穫は覚束ないでしょう。
  この先のソバ作り作業は???。気落ちしはしましたが、NPOの畑に白い花が咲いているのを眺め、一縷の
  望みを残して帰りました。
                   





       第11回 わたしが出会った「世界遺産」展
       

  
 国の内外の世界遺産を訪れ、その自然、遺跡、景観、文化などに「!」し、
  撮影した、皆さんのとっておきの「世界遺産の写真/ビデオ」を展示しました。

  

   作品展示期間:2015年10月7日~2015年10月21日
   展 示 会 場 : 浜松市市民協動センター1階サロン
 
 
 第11回 「わたしが出会った世界遺産」写真/ビデオ展の出展者は26人、56作品。紹介した世界遺産は
 19ヶ国、31件でした。今回は、知床テーマにした作品が多く寄せられ、2015年に新たに登録された「韮士反射炉」
 など日本の世界遺産への関心が深まっているようです。また、神奈川県、カナダ、ハンガリーからの作品も寄せられ
 うれしい写真展になりました。展示期間中、センターを訪れる沢山の人たちも「世界遺産」に関心を寄せ、
 よく見て下さいました。

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       佐久間町佐久間 フットパス調査ウォーク  その1

     佐久間町佐久間 フットパス調査ウォーク   その2

 2015年11月11日(水))
案内:今泉尚人さん、奥様(佐久間在住)
コース:佐久間集落、峯集落、下平集落
時間:10:00-17:00
調査概要:前回調査できなかった佐久間集落を案内いただき、次いで山上にある峯集落(標高400m程)へ。
やや傾斜のきつい旧道(山道)を小一時間、杉林の中を歩き、峯集落に到着。
峯集落で金桂寺と八坂神社を訪ねる。
峯集落から旧道(山道)をたどり、20分程で下平集落に到着。
下平集落からは車道沿いに佐久間集落(民話の郷会館)まで。


◆佐久間集落内


 佐久間神社の参道                 弘法大師と観音様を祀る祠



静岡県磐田郡佐久間町役場跡  大門と呼ばれる鳥居があり、そばに石造りの祠などが点在する

◆峯集落への道


飯田線の下を潜り、峯集落へ   熊野古道を彷彿させる道が続く。スギ林の中の石積み、畑跡か?チョット疲れました。

◆峰集落


小一時間で峯集落に到着    西国三十三ヶ所巡りの碑    浜松市天然記念物「峯のタブノキ」


旧道をたどり金桂寺へ。    六地蔵が佇みみ、寺から眺める景色が素晴らしい。


峯集落の最上部に建つ八坂神社。十年前まではここでも民俗芸能「花の舞」が舞われていた。



峯集落から下平集落への道から望む佐久間集落。今は、ほとんど使われていない生活道。

◆下平集落


自治会長さん宅でお持て成しを受け、いろいろな話を聞く。旧街道の名残をとどめるたくさんの馬頭観音。

◆下平集落から佐久間集落へ下る。


竜王権現の淵の入口にある「民話」の説明板。白い断崖の下に竜王権現の滝がある。
暮れなずむ飯田線を列車が通過。7時間の調査ウォークが終了しました。お疲れ様でした。



  
   第2回 佐久間町浦川 Foot Path  <浜松まちづくり公社助成金事業>
     ~出馬峡コース:かつての生活道(山道)を歩き、大下滝へ~
       
   2015年11月23日(勤労感謝の日)曇り、時々かすかな晴れ。
 天気図から目が離せない中、実施を決断。天の思し召しをいただいた一日でした。
 周囲の山が晩秋の色を深める静かな里とダイナミックな滝と巨岩の渓谷を満喫しました。
 お昼はNPO「いどばた」特製のおにぎり弁当です。ご馳走様でした。おいしかった!
 帰りに、佐久間町の「パンプキン:レディーズ」の加工場に立ち寄り、郷土のお菓子「ごまちゃん」を
 お土産に求めました。紅白の実をたくさん付けた南天の枝もいただきました。ありがとうございました。

 今回も、地元「がんばらまいか佐久間」の皆様も一緒に歩き、Foot Pathを応援して下さいました。
 参加者は28人(自家用車組:11人、マイクロバス組13人、佐久間組4人)
 歩行距離およそ7Km(10,000歩余)を全員無事に歩き終えました。
 皆様のご協力に感謝。
 

 西鹿島駅前8:00⇒JR浦川駅10:05集合⇒旧清流荘駐車場⇒うぐいす峠⇒山道(かつての生活道)
 ⇒大下滝⇒出馬峡でお昼⇒大下滝滝壺へ⇒発電所跡⇒せせらぎ荘⇒出馬⇒旧清流荘駐車場14:15着


 次は、早春の「中央構造線・ジオコース」を歩きましょう。

 

 旧清流荘で「がんばらまいか佐久間」の歓迎の言葉。      山の紅葉と柿の実に誘われてスタート。

 

  「うぐいす峠」に向かって、山道に入る。             「うぐいす峠」に着きました。一服です。

 

  棚田跡に残るイノシシの「罠・落とし穴」説明板。     生活の跡が残るスギやヒノキ林の中の道を行く。


 

   山道から林道に下る。                     林道を下り、大下滝を見下ろす。滝壺入口。

 

    出馬峡を眺め、林道の広場でお昼         おにぎり弁当を包んでいた「佐久間の民話」・機織り淵

 

    大下滝の滝壺へ階段で下る。                   「せせらぎ荘」に向かって林道を行く。

 

   JR飯田線「出馬」駅は無人です。         線路に沿って坂を下るとスタートした「旧清流荘」が見えました。

お疲れさまでした。



     2015年度 佐久間・そば作りパートナ・参加活動 新ソバ試食会

 
12月6日(土)は恒例の新そば試食会でした。
 
    
  種蒔きの直後に襲った大雨と、その後の天候不順で我々が蒔いたたソバは全滅しました。
 それでも、NPOの皆様のご苦労が実って、恒例の「新そば試食会」の案内をいただき、満足至極の 
 収穫の喜びを噛みしめ、心行くまで味わうことが出来ました。ありがとうございました。
 来年はどんなソバ作りになるでしょうか。思いを馳せ、満腹の帰路に着きました。

  
        NPOからの御挨拶と報告             裏方ではすでに「とろろ汁」の好香りが、、
  
 ソバ打ち3段・和田さんの丁寧な指導を真剣に       実践です。教えられた通りやっているつもりですが、、
 
  
  石臼で「ソバの実」挽き。臼の仕組みは素晴らしい。   真心込めて慎重に切ります。指導者の優しい眼差し。

  
    盛りだくさんの品々が並べられ、試食会が始まりました。  朝から準備した「とろろ汁」も沢山出来ました。

  
       豪華「天ぷら新そば」です。         試食会の準備と料理を担当して下さった皆様に感謝します。


 
 


      歴史・文化講演会 「離島への誘い」

   

   開催日時  2016年1月17日() 13:30~15:30


    講   師    棚瀬 久雄 さん(磐田市在住)

    開催場所  クリエート浜松22講座室                    

   後 援  浜松市、静岡新聞社・静岡放送、中日新聞東海本社

   内 容  延べ23日、総走行距離5,000Kmに及ぶ、壱岐、対馬、隠岐、佐渡の四島を探訪した

        紀行を膨大な映像と共に、紹介した。対馬海峡に浮かぶこれらの島は、いずれも朝鮮半島及

         び大陸との歴史的、地理的、文化的関係からいずれも「国境の島」であることがよく理解で 

                 きました また、四島の将来は観光産業しかないといっても過言ではないが、幸いにも自然に
       
        恵まれ
風光明媚な国立公園に指定され、史跡や文化財も豊富であることなど、明るい展望が
        
        開かれる可能性を秘めている島の姿を知ることも出来ました。

           休みなく語られた講師のお話は当に「離島への誘い」そのままでした。
 

        参加者  41人

   



              クリエート浜松冬まつり   1月22日(金)~24日(日)

  「クリエート浜松冬まつり」とイベントの名称が変わって2度目の開催です。今回から期間が1日短縮されました。
 世界遺産の会は例年通り、会員が撮影した「世界遺産写真」展と、2015年の活動報告の一部を写真を添えて展示しました。
 23日と24日はミニバザーと世界遺産募金「チャリティー茶席」を行いましたが、茶席へ足を運んでくれる人が少なくて、
 残念でした。また、会員の協力で集まったバザー用の品は、ほぼ完売。龍山産の「キウイ」は1日の午前中に売り切れ。
 準備から片付け、当番、バザーや茶席の担当など会員が協力して参加できたことが、何よりの成果です。
 お疲れさまでした。
  
          活動報告の展示場                      世界遺産の写真展
  
     2015年の会の活動記録                        活動資料の展示
  
      「世界遺産募金」チャリティー茶席                  会員のミニバザー



    佐久間・そば作りパートナ・参加活動 
  ―麦踏みー

 

 

  2月6日(土)春もすぐそこまで来ています。がんばらまいか佐久間ファームの梅も蕾をたくさん付け、
  ほころび始めていました。今日は、風もなく穏やかな「麦踏み日和」でした。とは言いましても、実は
  「麦踏み」は初体験です。NPOの皆さんに足取り手取りの指導を受け、腰の後ろに手を組んで、リズミカル
  に横歩き。なかなかの労働で、汗がにじんできました。何と心地よいこと!
  休憩時間のお持て成しは、燻りガッコの白菜漬やラスク、チョコレート、、、などなどコーヒーまで付いていました。
  踏み終えた畑の草取りをして、お昼前に作業は終了しました。
  今年は、「そば」と「うどん」が試食できるのかな?
  
    こんな具合でよいでしょうか                    ただ歩くだけなのに、汗が出ます
  
    調子を合わせて、1・2・3、、ただ黙々と。      ティータイムです。この漬物の作り方は?話が弾む。


                   食文化体験 
            ドラゴンママで人日の節句(七草粥)と味噌づくり    

  2月11日龍山町のドラゴンママで、春の七草を摘んで「七草粥』を祝いました。
 陰暦1月7日(今年は2月14日でした)は五節句の1番目の節句で「人日の節句」といいます。
 この日は、七草粥を食べて1年の豊作と無病息災を願います。

 先ず、摘んできた七草を植物分類学的に確認する勉強会をしました。七草が大きくなり、旧暦で祝う
 意味が理解できます。七種類の草は細かに刻んでお粥にし、みんなでおいしく食べました。
 この日は、味噌づくり体験もできました。柔らかに炊き上げた大豆を人肌に冷まし、麹、塩、煮汁を合わせて
 よく混ぜた後、ミンチ機にかけ、味噌玉を作って、樽の中に投げ込みます(空気を追い出す)。
 昆布を差し込み、表面を平らにし、アオキの葉で表面を覆って完了です。このあと1年間冷暗所
 (元の小学校校舎)で熟成させます。出来上がりが楽しみです。


                               七草を並べて勉強会

                     細かに刻んで  、、、 色鮮やかな七草粥の出来上がり

              大豆を人肌まで冷ます            大豆、麹、塩をよく混ぜる

           味噌玉にして、、、       樽に入れ、空気を抜いて、アオキの葉をかぶせる

 佐久間町浦川 Foot Path  <浜松まちづくり公社助成金事業>
                 
 標識、説明板の作成と設置


  2月20日(土)、春の嵐の前触れの中、助成金事業の中で、最も頭を悩ませていた案件。コース内の標識取り付けと
 「ジオコース」・ 中央構造線の説明板の新規作成と付け替えが、「がんばらまいか佐久間」の和田理事長さんと
 石田副理事長さんのご協力により、やっと終了しました。感謝申し上げます

 標識の作成は、以前のものを作成した、東栄町の「平賀看板」さんにお願いしましたので、スムーズに完成し、
 助かりました。
 
 
 
  
  

     平成27年度「いきいきの森を育もう浜松市民活動補助交付事業」

FSCの森と共に暮らそう~もっと身近に体感・体験~

 2016年2月26日()春の足音を聞きながら、充実した一日を過ごしました。
午前中は、天竜区役所にて担当職員(藤江さん)から、FSCについてのレクチャーを受けました。
熱のこもった、明解な説明に一同引き付けられ、質問を含めて、予定の時間をオーバーしてしまいました。
その後、FSC材を使って建てられた庁舎見学しました。天浜線二俣駅前の「十文字や」で昼食。
 午後は天竜森林組合の小池総括の案内と指導を受けながら、マイクロバスで天竜川と阿多古川に挟ま
れた稜線・峰林道沿いに広がるFSC認証林に入りました。森林管理(伐採、植林、獣害対策など)に
ついての説明を受けながら現場を見学しました。80年生の杉の伐採、積み出しの作業に携わっている
人から、林業現場について、高度な作業技術や安全管理について生のお話を聞かせていただきました。
その後、天竜森林会館で、FSCの森から切り出されたヒノキを使って「ペン立て」作りをしました。
ヒノキの清涼な香りに包まれながら、FSCをもっと身近に体感・体験しました。
 今回は、TV局(静岡第一テレビ)の取材班が同行し、夕方のニュースで放映されました。
参加した皆さんは、市民がFSCをもっと身近に考える日が来るように、今回学んだことを「周囲の人
にも伝えていこう
。」と思った事と確信します。
 
      担当職員の明解なレクチャー                天竜区役所玄関・FSC認証章が出迎える
 
     植林後の獣害と対策について                FSC認証の森林見学・小池統括の説明を聞く

 
     FSC認証林から切り出されたヒノキを使って「ペン立て」を作りました。ヒノキの香りに包まれて。

                 
                         中日新聞掲載記事 2016年2月27日朝刊



   

    佐久間町浦川 Foot Path・ジオコース
      岩石標本広場の草刈りと観察コースの整備

 ジオコース・尻平沢の奥にある岩石標本広場の草刈りと観察コースの整備をしました。
今年度の「浜松まちづくり公社助成事業」の締めくくりです。

 手入れがされないまま、長年放置されていたためか、大きく伸びたススキ、小灌木、蔓、苔などに覆われて
貴重な岩石標本が、見えないばかりか足を踏み込むのをためらう状態になっていました。
 これ程、様々な岩石標本が集められ、説明書きもされている場所を放置しておくのは忍びないことです。
一人でも多くの人がこの広場で、石と対話をし、地球のことに思いを巡らせてほしいのです。
会員の有志が集まって、生い茂る枯草や蔓、倒木を取り払い、何とか標本広場らしい姿が見えるようになりました。

 
                      大きなススキや小灌木を刈り取る
 
                   草の中から説明書きと岩石が出てきた
 
                枯草や巻き付いた蔓、苔などを片づけて、岩石標本が次々と現れる
 
       予定の作業が終了し、標本と散策ルートができた岩石標本広場 お疲れ様でした。


      この状態を維持するためには、今後の管理が課題です。地元の皆さんの協力がぜひ必要です。

       南朝の遺跡を訪ねる
  
  
3月15日(火)、春の日差しを受けて、市内の南朝(南北朝時代)につながる史跡を訪ねました。
 今回は、会員のみの気楽でのんびりしたバスツアーです。 
 
午前中に、西区入野町の古刹・西湖山 龍雲寺の拝観と副住職さんから南北朝時代の発端となった
 開基 木寺宮康仁親王をはじめ、その時代の天皇家の系譜の説明やその時代の遠州地方の歴史や
 お寺に残る文化財、寺宝の説明と拝観を受けました。
 背後の小山からは眼下に佐鳴湖、遠く赤石山脈、富士山も望められます。今は墓地となっている
 親王屋敷跡とその奥の木立の中には墓所があります。
  昼食を「国民宿舎 奥浜名湖」済ませて、井伊谷宮に向かいました。
 井伊谷宮の御祭神「宗良親王」は、後醍醐天皇第四王子(宮内庁調べ)で、今より約650余年、動乱の
 南北朝時代に一品中務卿(いっぽんなかつかさきょう)征東将軍として、この地を本拠に50余年の間、
 吉野朝方のために活躍になったといわれています。社殿の西に、宮内庁が管理する宗良親王墓が
 土塁と柵に3重に囲まれて祭られています。親王は和歌に親しまれ、「李花集」「新葉和歌集」を著しています。
 境内には、それらの和歌が刻まれた石碑などが置かれていました。 私たちは、拝殿に参拝し、宮司さんの
 講話を直会殿でいただきました。宗良親王を祭神とする井伊谷宮では、南北朝時代とは言わず、
 吉野時代というのだそうです。岡部宮司さんの軽妙なお話が、南北朝時代の混沌とした歴史を切り取って
 くださいました。

 
       龍雲寺山門から                       副住職さんの講話を聴く
             
    指定文化財 阿弥陀如来坐像(平安時代)             開基康仁親王
 
          裏山からの風景                     木寺宮康仁親王御墓
 
     岡部宮司さんの講話を聴く                    
 
    宗良親王御墓所 (宗良親王に従った信濃国の知久監物源頼人が奉納した宝筐院塔)
 
  
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