2011年(平成23年)は、国連が定めた国際森林年(the International Year of Forests)です。
国際森林年は、世界中の森林の持続可能な経営保全の重要性に対する認識を高めることを目的としています。
我が国でも、国際森林年という節目の年に、現在取り組んでいる森林林業再生や「美しい森林づくり推進国民運動」、
途上国の森林保全等に対する国民の理解の促進につなげていくことを目的に、様々な活動を予定しています。
(林野庁ホームページより)
「天竜スギの高齢級人工林」と「ウルシ沢山道」の見学会
2011年4月24日(日) 晴
今年度最初の活動は、天竜森林管理署 森林環境教育モデルコース(龍山町瀬尻の国有林内)を天竜森林管理署の
河岡所長さん、課長さん、高藤森林官の丁寧なご指導で見学しました。
また、金原明善翁が植栽した120年生のスギの太さや樹高を器具を使って測定する初体験もしました。
みんなの測定値がバラバラで、正解は??。熟練が必要です。整然と天に向かって伸びるスギの高木・展示林内は、
清らかな水であふれ、ミツマタの花が咲いていたり、尾根には、アカヤシオ、ミツバツツジ、クロモジ、イワカガミ
が今を盛りと咲いていました。
2時間30分の予定時間があっという間に過ぎ、これまでに体験したたことの無い「森林」との爽快な出合い・森林見学会が
無事終わりました。森林管理署に感謝。
2011年度総会
5月1日、定例会・ビデオ学習会と通常総会を開催しました。すべての議題が承認され、2011年度が本格スタートです。
活動を通して、豊かなこころで交流を深めたいと願っています。今年も心身ともに健康で過ごしましょう。
静岡県天然記念物指定地(浦川、龍山)のホソバシャクナゲ観察会
5月20日、佐久間町吉沢にある、静岡県指定天然記念物の浦川のホソバシャクナゲ群落と龍山町瀬尻国有林内の
ホソバシャクナゲ群落を訪ねました。今年は例年に比べると開花が10日以上遅く、両群落は満開を迎えていました。
いずれも岩山の痩せ尾根に、しがみつく様に根を下ろしています。尾根を挟んで北側と西側に集中して自生する有様は
地質や環境がその生育に深く関わるデリケートな植物で、天然記念物たる所以そのものだと感じ入りました。
旧吉沢小学校から林道を進む 浦川のホソバシャクナゲ(天然記念物) 痩せ尾根上にある天然記念物の標識
世界遺産スタディツアー
第7回「紀伊山地の霊場と参詣道」 in 小辺路と大辺路
5月27日(金)〜29日(日)の3日間。例年より2週間以上早く入梅し、すっかり予定が外れましたが、台風接近中の雨にも負けず
「和歌山県世界遺産マスター」小野田真弓さんの案内で歩きました。
熊野の深い山並みに雲が流れ、大粒の雨が緑の森に降る様を実見し、神と仏が鎮まる「浄土」を体感しました。
湧き出る「温泉」に浸かり、温泉で炊いた「かゆ」を食し、大粒の雨に打たれ、心身の内外、全てが浄化される3日間でした。
果無峠登山口を出発 果無集落の「世界遺産」の石碑 B.C.37年創建、日本最古の玉置神社
十津川村特有「野猿=人力ロープウェイ」 世界遺産「つぼ湯」・濁流中で開放 世界遺産「川の参詣道」熊野川の船下り
歴史遺産「北遠の山城」スタディツアー
第3回 春野町の「犬居城址」と「堀之内の城山」
ふたつの城址は、天正2年(1574)から天正4年(1576)の間、遠江平定を狙う徳川家と、
甲斐武田氏の支援を受けて対抗した天野氏が争った舞台と考えられます。
2011年6月4日(土)、例年より2週間以上も早く入梅し、天気を心配していましたが、梅雨の晴れ間に恵まれました。
講師に前浜松市文化財課課長・辰巳先生をお迎えし、豊富な史実の説明に充実したスタディツアーができました。
また、急坂をあえぎつつも、緑滴る森林浴も楽しむこともできました。
犬居城址・大手口 三の曲輪(馬出曲輪) 本曲輪
堀之内の城山登り口 腰曲輪と堀切 本曲輪から犬居城址を望む
2011年は国際森林年 そこで、、
国有林に関する講演会
日 時 2011年7月10日
会 場 クリエート浜松21講座室
講 師 天竜森林管理署
講演内容 ・国有林の概要
・森林の機能や育て方について
・保護林、レクリエーションの森など、多様な森林について
国有林と森林管理署の役割 森林の機能と多様な森林について 世界遺産登録に林野庁として関わってきた河岡署長による「小笠原諸島」って?
2011年 国際森林年
〜森林を、もっと身近に〜 国有林探訪スタディウォーク
国有林を管理する天竜森林管理署の協力で、豊かな自然環境の保全、貴重な動植物
の保護、遺伝資源の保存などの機能を持つ森林についての講演会による知識をもとに、
浜松市内の国有林を実際に探訪・散策し、森林の持つ多面的な働きを体感します。
第一回 奥浜名の森林を歩く(奥浜名自然休養林)
実施日 2011年7月29日(金) 晴れ
コース 浜松駅発(8:15)⇒細江公園⇒尉ヶ峰林道⇒風越峠⇒奥浜名自然歩道・細江コース
富幕山山頂(昼食)⇒只木コース⇒幡教寺跡(14:10)⇒台風被害森林見学⇒
細江公園⇒浜松駅着(16:30)
講 師 天竜森林管理署職員のみなさん
国際森林年「森の言葉をつたえたい」。天竜森林管理署のご指導をいただいて、森林を実際に歩き、学ぶ
スタディツアーは、参加者の五感をよびおこし、森林自然、森林を守る人たちの知識と技術を改めて認識する
素晴らしい機会になりました。 参加した皆さんに森林を歩く「目とこころ」が生まれたようです。
奥浜名の森林・ヒノキの植林を学ぶ 緑深い雑木林の涼風を体感 富幕山山頂で
間伐を待っているヒノキの森林 2009年の台風被害(倒木)跡 浜名湖周辺の森林が被害を受けた
アジアの子ども絵日記展
テーマ「アジアの学校生活」
展示期間:2011年8月20日〜8月31日
展示会場:浜松市市民協働センター 一階サロン
この「アジアのこども絵日記フェスティバル」は、国連の目的に賛成した三菱広報委員会、日本ユネスコ協会連盟などが
アジアにある25の国と地域に呼びかけて開催しています。
集まった絵日記は、日本各地や海外で展示会を開いて紹介すされるほか作品の一部で文字を学ぶための教材を作り
参加している国と地域の教育に使われています。 今回のテーマは「アジアの学校生活」です。
夏休みといえば「絵日記」。子どもたちの学校生活を通して、アジアの国の教育事情や人びとを知り、より理解を深める
ことをねがっています。
さくま元気!そば作りパートナ・参加活動 その1
8月27日は「そばの種まき」
今年も NPO法人「がんばらまいか佐久間」が企画・募集した「そばパートナ」になりました。
8月27日、昨年より広い面積に蕎麦の種を蒔きました。猛暑に打ち勝って、すくすくと成長し、
畑が満開の花に埋め尽くされるのを想像し、頑張りました。
9月25日は、NPOの皆さんと一緒に「そばの花観賞会」を開く予定です。そして、
10月末には、刈り取り。11月初めに脱穀。これから楽しい作業が続きます。
一週間後の芽生え・100のそば文字が見えます 三週間後・花が咲きはじめました(9月17日)
さくま元気!そば作りパートナ・参加活動 その2
9月24、25日 浦川歌舞伎観賞会&「そばの花観賞会」
台風15号の爪痕が復旧しない国道152号線、う回路経由で佐久間の「市制100周年記念事業」・浦川歌舞伎&
ソバの花観賞会に参加しました。相次ぐ台風と大雨に見舞われ、ソバ畑が水没したり、日照不足の影響で、
昨年に比べると、少しさみしい花見でした。しかし、「NPOがんばらまいか佐久間」の皆さんの情熱が漲って
秋空の下、100体の「かかし」に見守られたソバ畑に、1,000人もが集まったそうです。
小学校で「世界遺産」の話をしました。
10月6日(木) 浜松市立葵が丘小学校6年生の総合学習の時間(8:30 〜9:20)で
「世界遺産」の話をしました。
日本ユネスコ協会が制作したビデオ「世界遺産って知っている?」を見た後、
世界遺産の会がスタディツアーで訪問した。危機遺産の「コルディリエーラの棚田群」と
ペルー共和国の自然遺産「ワスカラン国立公園」の中の原住民の学校に教材などを届けに行った話、
今年世界遺産に登録された「小笠原諸島」を映像を見ながら、現地で体験したり、考えたりしたこと、
そして、今、自分が出来る「世界遺産」を守る活動はなんだろう。ということ等の話をしました。
瞬く間に時間が過ぎてしまいました。
機会があればまた、小学生と「世界遺産」の話をしたいと思います。
「天竜川」スタディツアー・下流編
諏訪湖から太平洋・遠州灘に注ぐ天竜川の213Kmを竜に例えれば、
浜松市佐久間町と長野県が接する部分がちょうど腹に当たります。流域で
最も山が深く、険しい地形の地域から蛇行を繰り返し、多数のダムを下り、
次第に川幅を広げて流れる天竜川を、もっとよく知るスタディツアー。
実施日:10月9日(日)
コース: 浜松駅(8:00)⇒天竜川漁協⇒天竜川の岩石観察(鹿島橋北)⇒天竜川講座(壬生ホール)
鹿島水位観測所⇒中瀬緑地公園⇒常光水取水塔⇒国土交通省中野町雨量観測所
⇒安間川合流点⇒天竜川河口⇒浜松駅
講 師: 浜松河川国道事務所、天竜川漁協、桜井貞彦さん(静岡県地質学会会員)
天竜漁協・アユの稚魚 天竜川の岩石観察 天竜川講座
鹿島水位観測所 中瀬緑地公園 常光水管橋(浜松市水道取水管)
中野町雨量観測所 天竜川・安間川合流点 天竜川河口
一日たっぷり,しっかり天竜川について学びました。天竜漁協、浜松河川事務所、桜井先生のご丁寧な指導に参加者一同
充実したスタディツアを楽しく終了しました。ありがとうございました。
第7回 わたしが出合った「世界遺産」写真、ビデオ展
10月14日(金) 〜 10月28日(金)、浜松市民協働センターで開催しました。26名の方から59点の作品が寄せられました。
例年に比べ、海外の世界遺産数が少なく、東日本大震災が旅にも影響しているようです。しかし、
世界遺産を旅した人の感動が映し出された、20ヶ国、37の世界遺産が一堂に集まる写真展は、他ではちょっと見られないでしょう。
ささやかですが、沢山の人に足を運んで頂き、うれしく感謝申し上げます。
さくま元気!そば作りパートナ・参加活動 その3
10月28日は「ソバの刈り取り」
8月27日、昨年より広い面積に蕎麦の種を蒔き、猛暑に打ち勝って、すくすくと成長するはずでしたが、
度重なる豪雨と台風の影響で、 畑が満開の花に埋め尽くされる予定が外れ、そのまま成長もストップ。
残念ながら、昨年の様な収穫は期待できそうにない「刈り取り」でした・しかし、一生けん命育った「そば」
きっと美味しい新ソバが出来るでしょう。
11月17日には脱穀・収穫をしました。今年は、天候不順で昨年の1/3の収量でしたが、収穫の喜びは格別でした。
第4回 歴史遺産「湖北の山城」スタディツアー
千頭嶺城址、刑部城址、堀川城址とその周辺
11月23日、雨の心配をしましたが、穏やかな初冬の一日でした。
今回は、南北朝時代から今川・武田・徳川と遠州戦国史を物語る貴重な三つの城址を見学しました。
講師に前浜松市文化財課課長・辰巳先生をお迎えし、山城用語の解説をはじめ、浜松にある山城についての
お話を伺いながら、先ず、千頭嶺城址に向かいました。よく整備された城址の急坂をあえぎつつ、先生の解説に引き込まれて
遺構を見学しました。摩珂耶寺の重要文化財の仏像、庭園を拝観し、午後は獄門畷、堀川城址の見学しました。
最後は、最近地元の皆様のお力で整備され、見学が可能になって刑部城を訪ねました。地元の御方が、資料を用意して
快く迎えて下しました。充実のスタディツアーが無事終了。感謝!
千頭嶺城址
堀川城址 刑部城址(竹藪に覆われている) 深い井戸が当時の姿を留めている
第21回「ユネスコ活動支援」チャリティー茶席
東日本大震災 子ども支援募金
2011年11月27日 遠鉄百貨店 中央広場にて
日本ユネスコ協会は、 “東日本大震災”で被災した子どもたちが、安心して学校で学べるよう、子どもたちの学びを支援
するための募金活動をすすめています。
震災によって、仕事や家を失う等、経済的理由から就学が困難となった子どもは、約7万3千人といわれます。
被災地の子供たちが、1日も早くあたりまえの学びの環境を取り戻せるように、応援します。
皆様からの募金と書き損じはがきの総額、50,619円を「日本ユネスコ協会連盟」に寄託しました。
ご支援ご協力に感謝いたします。
平成23年度「緑の募金」助成事業
初冬の森林ウォークとつる編体験
12月11日(日)、天竜区龍山町の「ふるさと村」でつるクラフトの体験講座を開きました。
森林では、木に絡みつく「つる」は樹勢を損なう大敵です。「つる」を切り取る作業も山の大切な仕事です。
午前中は、初冬の森林を材料の「つる」を探してのウォーキング。先ず、安全を願って「小仏山」に鎮座する「白山神社」へ、
穏やかな木漏れ日の中を2時間余り歩いて、フジ、アオツズラフジ、アケビ、ヤマブドウなどの蔓が集まりました。
特製「山の幸御膳」を頂いた後、製作開始。蔓を選んで、編み進みますが、なかなか大変のようです。
一心に取り組んで、無口になりました。しかし、 次第に調子が出て、最後はあれこれと賑やかになりました。
さてイメージ通りに出来上がったのでしょうか。残った蔓を持ち帰って、家でお楽しみください。
「緑の募金」助成事業 第2回 国有林探訪スタディウォーク 〜北遠の森林を歩く〜
開催日 12月19日(月) 開催地 天竜区春野町 京丸国有林内
天竜区春野町に位置する京丸自然観察教育林は、天竜森林管理署が管理する国有林内にあります。
森林内に植生する広葉樹の見本林と人工林における獣害対策・クマによる樹皮の剥脱被害を防止する
対策の現場を見学したり樹高や木径の測定体験もしました。
初冬の森林を歩き、心地よい汗を流す穏やかな一日に、参加者は心も体もれフレッシュ!!
ウォーク開始説明と注意事項の確認 樹高測定の体験
森林管理署職員から森林の姿や管理についての説明を聞きながら見学&ウォーク
獣害対策の説明と現場見学 クマの気持ちで対策現場を登る(テープの原料はトウモロコシ)
ドキュメンタリー映画「森聞き」 上映会
国際森林年「森の言葉をつたえたい」。「緑の募金」助成事業として開催しました。森林の自然、森林を守る人たちの
知識と技術、都市と山村の暮らしのギャップ、「森の名人」といわれる老人と高校生の世代のギャップ、そのギャップに
戸惑いながらも、高校生の「こころ」と老人の「こころ」が通い始める。
観賞していただいた皆さまには、映し出された映像の奥から伝わってくる「何か」を見つけていただけたでしょうか。。
開催日 1月15日(日)
会 場 なゆた浜北 大会議室
焼き畑は、焼いて1年目はソバ、2年目はヒエ、キビ。3年目は小豆、4年目は大豆。20年〜30年後、森に戻る。
「中部公民館祭り」に参加 2012年1月19日〜22日
クリエート浜松
2011年度の活動から、「世界遺産スタディツアー」と「世界遺産の会」が主催した
「緑の募金助成事業」、「はましん地域振興助成事業」の記録を展示しました。
ユネスコの世界遺産リーフレット、地域の文化や自然に関する参考資料などの配布もしました。
沖縄の世界遺産スタディツアー 2月10日〜2月12日
今回の沖縄スタディツアーは、沖縄をできるだけ広く知る。沖縄の世界遺産を巡るを優先して行程を決めました。
1日目(10日) 那覇空港からレンタカーで南から北へ、東シナ海を眺めて一気に走りました。途中、大宜味村立芭蕉布会館を
見学し、人間国宝 平良敏子さんにも御目にかかりました。断崖絶景の「茅打ちバンダ」から辺戸岬を廻り、太平洋側をヤンバルの森
に向かいました。宿泊は「ヤンバル学びの森」教育環境センターです。原生の深い森は静寂そのものです。
2日目(11日) 太平洋側を南下しました。途中、慶佐次湾のヒルギ林を見学し、山越えをして東シナ海側にでました。
我屋地島経由で世界遺産「今帰仁城跡」を訪ねました。ボランティアガイドの丁寧な説明に誘われながら、90分ほどかけてゆっくり
見学しました。嘉手納基地を縦断して読谷村にある世界遺産「座喜味城跡」見学の後世界遺産「勝連城跡」を仰ぎ見て、
ボランティアガイド待っている、「中城城跡」へと急ぎました。時間外になるのも厭わず、丁寧に隈なく案内していただきました。
世界遺産の見学には「ボランティアガイド」の皆様の解説があればこそ!!だと感謝しました。
今日の宿は最南端の糸満市大度のペンション「CIMA」、料理が美味しい素敵な宿でした。
3日目(12日) 先ず、平和記念公園に参り、摩文仁の丘に登りました。沖縄戦で亡くなった多くの命のご冥福を祈るばかりです。
世界遺産「斎場御嶽」からニライカナイに浮かぶ「久高島」を遙拝。この海から米軍が押し寄せた「沖縄戦」をおもい、平和を祈念しました。
次いで世界遺産「識名園」から「玉陵」「園比屋武御嶽石門」「首里城跡」の見学を終え、スタディツアーの全行程が無事終了しました。
今帰仁城跡に残る築城当時の城壁 座喜味城跡
中城城跡の正門 識名園
玉陵(沖縄王家の陵墓) 園比屋武御嶽石門
首里城跡の石垣(プレートの下が復元前の石垣) 摩文仁の丘頂上から太平洋を望む
第4回 国有林探訪スタディウォーク 〜植物群落保護林を歩く〜
3月16日(金) 開催地 北区引佐町 観音山森林 植物群落保護林
三ケ日町 本坂峠のヤブツバキ群落保護林
江戸時代に植栽されたと推定される高齢スギと広葉樹が混在する「観音山の森林 植物群落保護林」内と
樹齢200年以上に及ぶヤブツバキが群生する「本坂峠のヤブツバキ 植物群落保護林」を天竜森林管理署職員
の指導の下に歩きました。
観音山の森林では、高齢スギの太さ(直径)を先ず目測、その後の実測により、自分の誤差を体験しました。また、
森林の二酸化炭素吸収量の試算、保水など、森林の持つ様々な機能についての講義も受けました。
本坂峠のヤブツバキ群落内では、「姫街道の石畳」に覆いかぶさるヤブツバキの大木の下を散策。
林内で進めれれている植林の現場では、森林管理についてのお話も聞くことができました。
ヤブツバキは、例年より開花が遅く、これからが見ごろを迎えるようす。
感動とよろこびの中に、スタディツアーは無事終了しました。感謝!
第5回 歴史遺産「湖北の山城」スタディツアー
三岳城跡と大平城址およびその周辺の文化財を訪ねて
南北朝・宗良親王を盟主に北朝方に対抗して相次いで落城し、その後、戦国時代に改修された二つの城址と
その周辺を訪ねました。2012年3月25日(日)。少し冷たいが、山城探訪日和に恵まれました。
講師に前浜松市文化財課課長・辰巳先生をお迎えし、豊富な史実の解説と現地調査で得た貴重なお話を十分お聞
きしました。自然を要害として利用した、南北朝期の山城の遺構を体感した今回の見学会は、歴史遺産を保存、
整備する意義を改めて認識することができました。
急坂をあえぎ、本曲輪を目指して登る二つの城址は、早春の息吹にあふれ、自然の恵みも存分に味わいました。
三岳城の遺構(堀切・石塁・曲輪)を探訪 三岳山頂・本曲輪にて
天白磐座遺跡(パワースポット) 浜北・積石塚古墳群
大平城址の本曲輪(青磁の陶片も見つけて) お疲れ様! 大平城跡の案内標識前にて