緑の羽根募金交付事業 市民の森を目指して
浜松市天然記念物「瀬尻ノアカヤシオ群落」植生調査
2010年4月6日
浜松市の天然記念物に指定されている「瀬尻のアカヤシオ群落」の植生調査
(現状確認)に取り組んでいます。
群落の存在する山林は、私有林で、アカヤシオは杉の植林地内に残る岩山の
雑木に混在しています。とにかく、道も付いていない大きな岩が露出した、
急傾斜面を登り下りする場所でした。生育する株の数の調査は、極めて困難ですが
今回の調査で、林道直下の数株について、開花の確認をしました。
「浜松の森林づくり事業」助成活動
「五感で出会う森林の恵み」体験プログラム
第1回 「カタクリ山」散策と摘んだ「山野草」を味わう
2010年4月19日(月) 晴れ、天竜区龍山町瀬尻、標高1000mの尾根に咲く
カタクリとヤマザクラ、雑木林の中で太陽をいっぱい浴び、大きな葉を広げる
バイケイソウの群落を散策しました。お昼は摘んだ「山野草」の天ぷらに舌鼓。
尾曲地区の泰澤さんの山で、ワラビ狩りも楽しみました。五感が全開した一日でした。
定例 「世界遺産」ビデオ学習会 2010年度がスタートしました。
5月2日(日)の定例学習会の後、「世界遺産の会」2010年度通常総会を開催し
会創設11年目の活動もスタートしました。
世界遺産スタディー・ツアー
第6回 紀伊山地の霊場と参詣道 ―中辺路を歩く―
5月7日(金)〜9日(日)、2泊3日の日程で、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」中辺路を「和歌山県世界遺産マスター」
小野田真弓さんの案内で歩きました。
生憎の雨、中辺路の始点・ここから「熊野の聖域」がはじまる、「滝尻王子」をスタートして、険しい岩根道を辿って高原熊野神社
に詣でました。疲れ切った体を、湯の峰温泉の「つぼ湯」で癒し、世界文化遺産を肌で感じました。次の日は、熊野本宮大社、大斎原、
熊野速玉大社から神倉神社を詣で、熊野灘を眺める石畳の道を・高野坂を下って宇久井の国民休暇村へ。熊野灘を見下ろす温泉に
大満足しました。最終日は那智大滝までバスで、大滝から青岸渡寺、熊野那智大社、大門坂を下って、市野々王子、曼陀羅の道を経て、
勝浦駅、三日間の旅は、熊野三山をめぐり満願成就。
滝尻王子 高原熊野神社 つぼ湯
神倉神社・598段急な石段 高野坂の案内板 大門坂
「浜松の森林づくり事業」助成活動
「五感で出会う森林の恵み」体験プログラム in 龍山
第2回 「ホソバシャクナゲ」観察と瀬尻の段々茶園見学の会
5月14日(金)晴れ、天竜区瀬尻の国有林内にある、静岡県天然記念物指定の「ホソバシャクナゲ」群落
の観察と瀬尻の「静岡県棚田等10選」に指定されている、藤原さんの段々茶園の見学をさせていただきました。
ホソバシャクナゲは残念なほどしか咲いていませんでした。昨年咲いた跡はありましたが、今年はどうしたのでしょう。
暗い杉木立の中にあるものは、全く花の気配がありません。 「群落」???残念でした。
天然記念物の看板から 急な斜面を登る 指定当時の株は柵の外側にある 藤原さんの段々茶園と秋葉ダム湖
「浜松の森林づくり事業」助成活動
「五感で出会う森林の恵み」体験プログラム in 龍山
第3回 「渓流のホタル観察と段々畑のブルーベリーを味わう」
2010年7月6日〜7日、天竜区龍山町瀬尻新開沢(海抜600m)の渓流育ち、完全天然のゲンジボタルが
漆黒の森で繰り広げる光の乱舞を観察しました。日中は、 渓流釣りと山の段々畑で実るブルーベリーを
摘んで味わい、天龍美林の見学、佐久間町の山中にある「明善神社」参拝と森林浴で、心身をリフレッシュ。
五感全開の体験プログラムで心身をリフレッシュし、森の恵みに感謝しました。
段々畑のブルーベリー 渓流の掴み取り モリアオガエルの卵
明善神社・杉の美林 朝の森林散策 オニヤンマの羽化
浜松市を構成する旧12市町村(浜松市、浜北市、天竜市、引佐町、細江町、三ヶ日町、
舞阪町、雄踏町、佐久間町、春野町、水窪町、龍山村)の市民から寄せられた「ふるさと
のたからもの」をめぐる旅の記録と、そこでお世話になった地元の皆様に感謝を込めて
ふるさと自慢スタディツアー写真展を開催しました。
地域で大切にしているたからものを見て、触れて、食して、感じて、浜松市民の交流の輪が
広がり、深まっていくことを願っています。
【展示会期】 2010年7月10日(土)〜7月19日(月) 9:00〜21:00
【展示会場】 浜松市市民協働センター1階サロン
「アジアの子供絵日記」展
【展示会期】 2010年8月21日(土)〜8月30日(月)9:00〜21:00
【展示会場】 浜松市市民協働センター1階サロン
【展示内容】 テーマ「伝えたいな私の生活」 レプリカ25作品
アジア諸国の子どもたち(6〜12歳)から募った「絵日記」を通して、「アジアをより深く理解する」
言葉も民族も国境も越えた「交流の場を創出する」という2つのテーマとさらに識字教育支援を目的に
したものです。それぞれの作品は、素晴らしい自然と文化、風習、伝統など様々な日々の生活が、豊かな
色彩とタッチで描かれていて、アジアの子供たちの姿を知っていただくことができたいと思います。
アジアの国々の交流の輪がさらに広がるよう祈念します。
さくま元気!そば作りパートナ・参加活動
そばの花鑑賞会
NPO法人「がんばらまいか佐久間」が企画・募集した「そばパートナ」になりました。
8月21日に種まきをしたそばが、猛暑に打ち勝って、すくすくと成長し、畑は満開の花に埋め尽くされました。
9月25日は、NPOの皆さんが、心づくしの「そばの花観賞会」を開いてくださいました。
10月末には、刈り取り。11月初めに脱穀。これから楽しい作業が続きます。
そば作りパートナ・参加活動
そばの刈り取り
10月25日(日)今日はいよいよ収穫作業の第一歩、「そばの刈り取り」です。今日の参加者は、会員7人
浜松駅から1時間半余りで、佐久間町浦川の「そば畑」に到着。既に作業を開始しているNPOの皆さんの
指導を受けて、刈り取り作業開始。1/3程度が刈り取りの最適期を少し過ぎて、倒れていました。
1本1本抜き取って根元をそろえて切り落とし、一掴み程度を積み上げておきます。(これを束にしてハザに
かけて乾燥します。)刈り取りがほぼ終了し、NPOの女性メンバー手作りの「山菜豚汁」と「こんにゃくの味噌田楽」
をご馳走にお弁当のおにぎりをお腹いっぱいおいしく食べました。 一休みして、満腹の重い体で、残りの株をを刈り取り、
いよいよ最終作業「束ね」て「ハザ懸け」すべての作業が終了したら、小さな雨粒が落ちてきました。初挑戦の
「そばの刈り取り作業」無事終了し、達成感満点の一日でした。「がんばらまいか佐久間」に感謝
第6回「わたしが出会った世界遺産」写真/ビデオ展
◆展示期間:2010年10月13日(木)〜2010年10月26日(火)
◆展示会場:浜松市市民協働センター
平城遷都1300年祭スタディツアー
10月29日(金)、メイン会場の平城宮跡と薬師寺、元興寺を巡るスタディーツアーに出掛けました。
台風接近中の束の間の一日,好天に恵まれ「日本のはじまりの奈良」を1300年の時空を超えて体感しました。
第一次大極殿正殿が復原・公開された平城宮跡を見学。続いて薬師寺へ、国宝東塔の解体修理を前に、東塔西面の
扉が開扉され、基壇上より初層内陣を参拝しました。参拝を待つ間、塔の壁、柱、屋根の造りも丁寧に観察できました。
修復が終了するのは2019年、修復完了を見届けるまで、元気でいられるよう、釈迦三尊に祈りました。
元興寺では、国宝禅室の内部(通常は非公開)に展示された、古材や瓦などの特別拝観と重要文化財 板絵智光曼荼羅
を十分見学し、日本のはじまり「奈良の都」の一日を終えました。
復元された第一次大極殿正殿 天平衣装姿で大極殿前庭を
薬師寺東塔の二重垂木に残る建立当時の朱 本堂と禅室の一部に、飛鳥時代に作られた日本最古の瓦
さくま元気!そば作りパートナ・参加活動
脱穀と梱包
11月17日(木)今日はいよいよ収穫作業の最終段階、「脱穀」「選別」「梱包」です。
今日の参加者は、会員6人でした。
「そば畑」に到着。既に作業を開始しているNPOの皆さんの指導を受けて、脱穀作業開始。
脱穀した「そばの実」は、「とうみ」という装置にかけて、しっかり実った物とそうでない物や枝柄などを選別します。
更に、篩にかけて石や泥などをより分ける作業をして、いよいよ紙袋に入れて、梱包します。
NPOの女性メンバー手作りの「山菜豚汁」と「数々のお漬物」「焼き芋」を囲んでお弁当。お腹いっぱいおいしく食べました。
午後から、脱穀した後の茎を片付けたり道具を整理したりして、「そば作り作業」は無事終了しました。
12月11日は待望の試食会です。初めての「そばづくり」体験で味わう「そば」が楽しみです。
はままつの森林づくり事業
第4回「もみじ散策と山の工作教室」
11月23日(勤労感謝の日)、「龍山ふるさと村」を会場に、新開沢の紅葉散策と山の工作教室を開きました。
前日の大雨がすっかり上がって、小春日和の中を真っ盛りの紅葉と清流を鑑賞しつつ、クラフト材料の木の枝や
葉っぱ、木の実を集めました。講師の小川倫子さん(龍山ふるさと村)の指導で制作開始、みんな夢中で材料を
選び独創あふれる作品を生み出しました。森の恵みを体感した一日でした。
第20回ユネスコ活動支援チャリティー茶会
11月28日(日)、浜松市中区の遠鉄百貨店による会場提供で、8階の中央ひろばに茶席を設けていただき、
「世界寺子屋運動」に協力するチャイティー茶会を開きました。
静岡大学浜松キャンパス、オイスカ高校茶道部の学生、生徒がボランティアで募金を呼びかけ、お客様を御持て
成ししました。
会場では、日本ユネスコ協会連盟の「世界寺子屋運動」を紹介するパネル展示やリーフレットの配布もしました。
皆様からご協力(募金、書き損じはがきの寄付)頂いた募金は、日本ユネスコ協会連盟「世界寺子屋運動募金」
に寄託しました。
歴史遺産「北遠の山城」スタディツアー
第1回 佐久間の昔話と「鶴ヶ城」「裏鹿城」「水巻城』の今
12月4日(土)浜松駅を8時にマイクロバスと伴走の車で、出発しました。参加者は総勢30人。
心配した天気も上々、天竜区渡ヶ島の諏訪神社の社叢(新浜松の自然百選選定)を見学し、「熊の水車の里」経由で
佐久間町吉沢の「浜松市指定天然記念物・田高杉」にて、持ち主の田高さんにお会いして、お話をお聞きしました。
定刻より15分遅れで、鶴ヶ城の入り口佐久間町川上に到着しました。講師の伊藤さんとかたりべ「やまんばの会」の
メンバーの皆さん、今回のツアー・コーディネートを引き受けてくださったNPO法人「がんばらまいか佐久間」の理事長
の和田さん、事務局長の川村さんと合流。早速、鶴ヶ城に向かいました。鶴ヶ城は遺構がはっきりと残るすばらしい山城
でした。「清流荘」で昼食の後、語りべも皆さんによる「鶴ヶ城」と「水巻城」の落城ものがたりを聞き、往時をしのびました。
午後、浦川に残る「裏鹿城址」に登り、遺構の姿を思い描きつつ散策。川合では「平賀家住宅」御当主の平賀さんの
お話を伺うことができました。最後の「水巻城」は時間が押してしまい、想いを残して登ることを断念し、「郷土遺産保存館」
前庭で、紅葉に染まる城址の山を眺めながら説明を聞きました。
最後に近くの「馬背神社」を参拝し、一日を無事終了しました。
さくま元気!そば作りパートナ・参加活動
新蕎麦で「蕎麦打ち体験&試食会」
12月11日(土)今日はいよいよ「新そばで蕎麦打ち体験」&「新そば試食会」です。
今日の参加者は、会員11人でした。8月の種蒔き、9月のお花見、10月の刈り取り、11月の脱穀を経て
200キロの収穫があったそうです。NPOの「がんばらまいか佐久間」の皆様の熱い思いと細やかな心配りに感謝、感謝!!
新蕎麦の香りに作業の楽しかった思い出を加えた味は、何物にも変え難い絶品でした。
お土産の「そば枕」の温もりを満腹のお腹に抱きしめて、ハッピーな参加活動を終えました。
「中部公民館祭り」に参加 2011年1月19日〜23日 クリエート浜松
2010年度の活動の記録から、「世界遺産スタディツアー」、はままつの森林づくり事業「五感で出会う森林の恵み」プログラム
等の活動の記録を展示しました。ユネスコの世界遺産リーフレット、地域の文化や自然に関する参考資料の配布もしました。
コンニャク & 亥の子ぼた餅づくり体験 in 龍山ドラゴンママ
2月27日(日)龍山ドラゴンママの加工場で、コンニャクと亥の子ぼた餅づくり体験をしました。
黒いごつごつしたコンニャクイモを茹でて皮をむき、ミキサーで粘りが出るまで攪拌し、、
にがりを加えて、さらによく捏ねる。最期は空気を抜いて、つるつるに丸めて、焦がさないように
大きな釜で茹で上げる。
次は亥の子ぼた餅に挑戦。山の作物が猪や山の獣に荒らされないようにとの祈りを込めて
12月の亥の日に、山の四隅にお供えするぼた餅です。
今回はちょっとおしゃれにアレンジして作りました。中はお米ではなく、サトイモ(赤芽芋)とサツマイモの餡
これを小豆の漉し餡で包んで出来上がり。山里のやさしい味と香りが程よく調和した郷土のお菓子です。
はままつの森林づくり事業
第5回「竹を採取して横笛を作る」楽しく演奏
<開催日時>2011年3月13日(日) 午前10時〜午後3時
午前 横笛の製作についての説明、 森林内に自生する竹を目的にあわせて、選び採取する。
森林の早春の息吹を観察する。
午後 選んだ竹を工作して、二種類の横笛を創作。出来上がったMy笛で即興演奏会
<会 場> 天竜区龍山町瀬尻新開 龍山ふるさと村
<指 導> 森口 紋太郎さん (自作の横笛による即興奏者・龍山町在住)
龍山町瀬尻国有林内を流れる新開沢の川岸に自生する真竹を採取して、自作の横笛作りに挑戦しました。
指導下さったのは、龍山町に住む数少ない若い人材の森口さんです。
森口さんは、龍山町に自生する竹を使った横笛の即興演奏家としてモダンダンスやアートとの
コラボレーションコンによるコンサート活動も行っています。
東北地方太平洋沖地震の直後で、直前のキャンセル希望が多く出たが、参加者は森林の恵みを体感し、
心身を活性化できたと大満足。森に感謝。
緑の募金交付事業 市民の森を目指して
浜松市天然記念物「瀬尻ノアカヤシオ群落」
静岡県天然記念物「竜山のホソバシャクナゲ群落」の案内標識設置
浜松市天竜区龍山町にある、龍山ホソバシャクナゲ群落(県指定天然記念物)、
および瀬尻アカヤシオ群落(市指定天然記念物)の植生調査(昨年度の補助事業で実施)で課題とした
群落までの案内標識の作成・設置(指定区域外)事業を、天竜森林管理署と地元住民との協働で実施しました。
歴史遺産「北遠の山城」スタディツアー
第2回 佐久間の昔話と「大洞若子城址」「高根城跡」「御室家屋敷』
3月26日(土)浜松駅を8時にマイクロバスで出発しました。参加者は23人。今回は東北関東の大災害に
心を痛める中での開催でした。晴天に恵まれ、早春の冷たい風の一日でした。
若子城址の入り口で、講師の伊藤さんと「やまんばの会」のメンバー、今回のツアー・コーディネートを引き
受けてくださったNPO法人「がんばらまいか佐久間」の理事長の和田さん、事務局長の川村さんと合流。
大洞沢を渡って急登すると、本曲輪址に神社があり「加賀守」とかかれていました。小さな城ですが、遺構は
よく残っています。高根城の出城といわれ、武田の築城特長をよく残すすばらしい山城でした。前回の「水巻城」
との戦いにも思いを馳せることができました。
「つぶ食のいしもと」で昼食の後、語りべの皆さんによる「若子城落城物語」と「おかわ御前」の紙芝居を聞き、
山城で繰り広げられた歴史舞台のひとコマにも触れました。
午後は、「高根城址」に登り、復元された遺構を見学。北条峠を越えて、佐久間町上野の御室家屋敷を訪ねました。
今回も伊藤先生の内容の濃い資料とご説明を受け、北遠山城の歴史を存分に学ぶことができました。
大洞若子城址登り口 やまんばの会の紙芝居
高根城復元遺構にて 御室家長屋門(浜松市指定文化財)